ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

20170401ポケモンカードチャンピオンズリーグ宮城大会~前編~

どうもこんにちは。
気がついたら宮城大会が終わって一週間が経過しました。
うろ覚えの部分もありますが、記念に記したいと思います。


チーム戦ということで私はプライベートで親交のあるメンバーで出ることになりました。
そこのリーダーから勝つためにとデッキを組んでもらいました。
それが有名な白レック。

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私自身、白レックを扱うのは初めてでしたが、幾度か対戦する機会を得ていたため、正直な話として気楽でした。
言うならば舐めていました。
ハイパーボール→フーパEX→レックウザEXレックウザ
EXシェイミEX→セットアップ→スカイフィールド出します→メガターボ使います→無色二個エネルギー貼ります→エメラルドブレイクできぜつです。

あとはリードを守ってフラダリでシェイミEXをお願いしますありがとうございました、でおしまいおしまい。

白レックの天敵であるよるのこうしんデッキも、ガマゲロゲジュナイパー(以下ゲロジュナ)の台頭で数が減少し、バチュルに引き倒される心配もほぼなくなったと言っても過言ではありません。
現に大阪大会では白レックが結果を出しており、メタられる対象である=驚異的なデッキだと位置付けられました。



この驚異的なデッキを完璧に扱いこなすため、ほぼ毎日、仕事が終わってから地元のカードショップで2時間みっちりチームのリーダーと対戦をして苦しい状況の打破を学びました。
特訓開始当初こそ勝ち星を拾っていた白レック(=わたくし)でしたが、白レックがされたら厳しいことをされていくうちに戦績は一気に逆転。
勝ち星を拾うことができなくなったわたくしは白レックを握ることに疑問と不安を覚えました。


カードを触っていて一番苦しい時期でしたが、それと同じくらい視野が広がった気がします。
山札を触るための順番ややフーパEXでの「バンデッドリング」での展開のバリエーション、終盤のバトルコンプレッサーで取り除くべきものなど、今までであれば候補にも上がらなかった選択肢を見出すことができました。

加えて、32人が参加したボックス争奪戦で決勝卓まで上がれたことも自信につながりました。


1回戦 グソクムシャジュナイパー
2回戦 エフェクトブイズエーフィメガヤンマBREAK ○
3回戦 ラフレシアジュナイパー (ゲロゲエーフィEX入り)○
4回戦 鋼レック(山田) ○
5回戦 バクガメスボルケニオン(リーダー)×


ただし、2回戦はお相手が前エーフィGXでエネ3枚ついているにも関わらず、超
弱点のフーパEXをフラダリで呼ばずにカイリューEXを呼び、きぜつさせなかったから勝てました。
3回戦もエーフィEXで退化した先がEX相手に60ダメージ与える白小レックであったためです。
正直負けても仕方ない試合でした。
4回戦の山田戦は先にウソッキーを出せたから勝てました。


このような日々を過ごすうちに思います。
今の環境で白レックを握るのって無謀なんじゃないか?と。


そう思う原因としてやはり挙げられるのがウソッキーの登場です。
このカードのせいでベンチに出せる枚数が4枚に制限され、白レックの持ち味である高火力が出しにくくなりました。

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そもそもとしてパラレルシティも以前からありましたが、こちらはスタジアムです。
いざとなればトレーナーズポストからでもフウロからでもスカイフィールドを握り、場に出して展開することは可能です。
しかしウソッキーはベンチにいるだけで特性を発揮するため、なんとしても場から退かねばいけません。
そのためフラダリを使ってウソッキーをきぜつに持ち込む必要があります。
このようにアタッカー以外のポケモンを倒しにいくことで、エフェクトブイズデッキ等の「白MレックウザEXを一撃できぜつに持ち込む」相手に一手遅れることはかなり厳しいことであり、押し切られてしまいます。
EXポケモンを3体倒して試合終了のところを4体倒す、これを実現するためには3体目のアタッカーを準備する必要まで出て来ると思いました。



加えてダストダスの登場です。

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相手のトラッシュにあるグッズの枚数×20ダメージを超エネルギー1枚で成し遂げてしまうこのカードにより、白レックの立場はますます無くなります。

大体の白レックと呼ばれるデッキはグッズ依存です。

レックウザソウルリンクから始まり、ハイパーボールやバトルサーチャー、トレーナーズポストを厚く積んで早く展開しなくてはなりません。
しかし、それを行なってしまうとダストダスのわざ打点を上げてしまうことになり、エフェクトブイズ(サンダース)がいなくても一撃で倒せてしまう圏内に入ってしまうのです。
サポートの枚数を削り、バトルコンプレッサーからバトルサーチャーで展開する白レックにとっては死活問題です。
エーフィダストデッキであれば、1ターン目でマギアナEXをベンチに置いて鋼エネルギーを手貼りすればなんとかなる(?)のですが、ダストダスが最初から殴って来るとどうしようもありません。


宮城大会前の一週間で急激に数を増やしたダストダスデッキを相手にして、このデッキは結果を残すどころか足を引っ張る存在だと痛感しました。



ここまで白レックに向かい風なことばかり書き連ねてきましたが、実際は強化されたカードも存在します。
例えばマオの存在です。

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古参のプライヤーからすると「とうとう預言者が復刻したか」とお思いになるかと思います。
ジュニアシニアの君たちには「こいつは何を言ってるんだ?」とお思いになるかと思います。


ポケモンカードeシリーズに登場したカードで、当時のわたくしの評価はイマイチ。
貴重なサポーター枠(昔はサポートをサポーターって表記していたんだよ)を使って好きなカードを2枚、山札に置くなんて馬鹿馬鹿しい、次のターン砂漠のシャーマン(今で言うところのジャッジマンみたいなもの)が飛んできて山札の順番が変わったら目も当てられない!と評してました。
しかしながら時が経ち、ミステリープレートのわざ効果でドローすればいい、もしくはポリゴン2のポケパワー(今で言うところの特性)でドローしてしまえば問題はないことに気がつくのです。



ついつい昔話に花を咲かせてしまいました。



今の環境でサポート権を使用せずにドローできる強いカードといえばシェイミEXです。
特性「セットアップ」で山札に置いたキーカードをドローしてすぐに使用してしまう、これが強くないはずがありません。
大体がレックウザソウルリンクやスカイフィールド、メガターボに化けました。

今更当たり前ですが、レックウザデッキは「いかに手札を持たずしてセットアップを宣言できるか」です。
保険として「バンデッドリング」からMレックウザEXを安易に手札に確保してはならんのです。


そして、やはりカプ・テテフの存在は大きかったです。

特性「ワンダータッチ」からフウロやマオにアクセスできるのは強いことしか書いてありません。

また、ゲロジュナ相手で「ワンダータッチ」からのクセロシキで無色二個エネルギーを剥がすことができた時の快感といったら!
正直、最初は白レックにカプ・テテフを採用するスペースはないと思っていましたが、案外そういうわけでもなかったです。
むしろいないと厳しいです。


環境が厳しい厳しいと嘆いてばかりいても腹を括ったあさりのみそしるさん。
特訓がない日はジムチャレに参戦したり、某フリマアプリで白レックデッキのレアリティが上がるように(値下げ交渉をしつつ)カードを揃えていました。
普段はレアリティに拘らないくせに、大舞台が近づくにつれてドレスコードを気にするがごとくSRURミラーを揃えました。


大体が金色に輝くようになり、対戦前から相手よりも上に立っているかのような感じになって満足げな私に3月30日の夜、電話が鳴り響きます。
忘れもしません、メガターボのミラーが届いてスリーブに入れ替えている時でした。
電話の主はチームリーダーです。

ここでわたくしは久しぶりに自分の耳を疑うことになりました。








白レックは握らない。



白レックは握らない。



白レックは握らない。













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よるのこうしんを握れ。






な、ナイトマーチ!??!!??!



えっ、白レックを握らないの?
代わりによるのこうしんを握るの!?




人間予期せぬことが起きると変な声が出るわ、走馬灯のように思い出が蘇るものです。
この電話の前日(3月29日)のジムチャレで確かにわたくしは白レックで結果を残せませんでした。
大会前のフリー対戦ではエーフィダストに2敗を喫し、1回戦ではルガルガンビークインよるのこうしんという地雷のようなデッキに惨敗する始末。
しかし、そんな地雷デッキは宮城ではまず見ないと思うのです


以前から白レックよりもよるのこうしんの方がいいなあとは思っていましたが、環境にゲロジュナが存在する以上は厳しいのかと思っておりました。
ゲロジュナ対策でビークインを採用した形などもレシピを見て再現してみましたがどうしても肌に合わず。
ゴーリキーを採用する?いや、枠がないな…。


それでも、宮城のワンディバトル用にデッキの骨子は組んでいたのと、何故か内心ホッとしてる自分がいました。
サイドカードを1枚引いて2枚取られる盤面から1枚引いて1枚取られる精神的安心感と、白レックを握って学んだ負け筋に繋がるシェイミEXの扱い方。

指示通りのレシピにカードを差し替え、30日の夜は更けていくのでした。
愛用していたミュウ型こうしんではなくなったものの、SM2の登場で強化された新型こうしんを手にして、3月31日ついに宮城入りするのでした。


宮城大会本戦については次回の更新をお待ちください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。