毎度!あさりのみそしるです。
今回は2024年11月に開催した東北旧裏オフで使用したデッキわるいクロバットコダック(以下、わるクロコダック)について記します。
1戦目:わるクロゴース ◯
2戦目:カメックス ◯
勝利数3-1同数→サイド取得枚数同一→サイド奪取枚数にて5位。
その他イベントや地方への遠征に行くほどの余裕がないのですが、以前私たちが運営していたSMBシリーズに、本イベント主催のジャストさんが参加していただいた縁もあり、タイミングあった際は積極的に出ようと思っています。
CL東京とシティリーグS1が終わったタイミングということもあり、参加することを決めました。
ただし、シティリーグが終わってから1週間もないうちにデッキを調整することになり、まずは環境調査から開始しましたが、そもそも旧裏に環境なんてものはなかったことを再確認しました。強いていうならば初心者普及用デッキ?と店舗大会で多く使われているのが環境という認識でしょうか。
【開催までの1週間程度のサイクル】
日曜日
→疲れたので休息に充てる。カメックス(第一弾)をメインに据えたデッキを検討する。
月曜日
→フリーザー(化石)もスイクン(neo3)もキングラー(拡張シート)もしっくりこず。カスミのギャラドス(ジム拡張1)を相方にしてタケシのキュウコン型を第一候補にする。ベトベトン(化石)を出されても対応できるようにカスミのコイキング(ジム拡張1)をピン挿しするまでは確定。
火曜日
→カスミのギャラドスの3枚目が見当たらず。ニ◯ニン秋葉原店や駿◯屋新宿店に駆け込むも3,000円を超えており、カメックスは諦める。
水曜日及び木曜日
→わるいクロバット軸を検討開始。わるクロゴースを試作して一人回しするも強さを見出せず。ユミルテミルくんが泊まりにくるので調整に付き合ってもらえば良いかなと開き直り、寝る。
金曜日
→会社をフレックス退社してスーツを買いに行き、田町駅で飲む。ハシゴもする。21時過ぎに合流し、そこから各々のデッキ調整を開始する。
テミルくんの調整デッキがグドラベトン(キングドラベトベトン)ということもあり、こちら側がゴース(拡張シート)の「こわがらせる」でトレーナーカードの使用をロックしたところで、ベトベトン(化石)が立ってしまえば終わり。かといってタッツーやゴースを放置してしまうと、それはそれで痛い目に遭うという不利よりな相手です。
この時の殿堂ランクに分類されているカードはポケモンぎゃくしめい×2+ゴース(拡張シート)×2+パソコン通信×1。
わるクロゴースから派生して、わるクロわるゴス(わるいクロバットわるいゴースト)まで試しましたが、ダメージレースで追いつけず、持ち込むデッキとしては納得できるものではなくなってしまいました。
参考:
https://note.com/ymirthemir/n/nefd00695c80c
※あくまでも一夜漬けで握るのが難しい+グドラベトンには厳しいということで、デッキレシピについてはケチをつけてないです。
課題として
・わざによるダメージがゴーストの「ポルターガイスト」頼りで変動が激しい。
・トレーナーロックが解けたら相手にターボドローされるため、リカバリーできない。
・ベトベトン1体で詰む。かといってトレーナーをロックしながら「とつぜんかみつく」「こっそりかみつく」が連打できるとは限らない。
・わるいゴーストの耐久値が低く、ゴース(化石)の採用や夜の廃品回収(R)まで厚めに採用しなければならず、場を安定させるカードのために展開の安定性を阻害している。
が挙がった中で、トレーナーをロックしながらダメカンをばら撒き、固定ダメージを与える方が良いのではないかというアドバイスを受け、誕生したのが古き良きわるクロコダックでした。
殿堂ランクもゴースからコダックにすることで、ロックできるカードの母数が増えるとともに⭐︎1つ減らすことができ、その分とポケモンぎゃくしめい1枚をミニスカートに変えることで、手札に溜まったトレーナーカードを戻すことができるように。
あとはトレーナーカードを使われて展開されてもアタッカーになりうるポケモンを倒し切ってしまえばゲームを勝ち切れるという算段です。
グドラベトンやカツラのリザードンヨルノズク、その他諸々とのテストプレイをしてある程度の要不要カードを洗い出したところで時刻は深夜1時。6時起きが求められているので、この日はもう寝る事にしました。一宿のお礼が強者とのスパーリングなんてこちらとしてはお釣りが来るくらいありがたかったし、とても良い時間でした。また次回もお願いしたいです。
デッキレシピ
・ポケモン
コダック(化石)×3 ⭐︎⭐︎⭐︎
わるいゴルダック×2
ズバット(拡張シート)×4
わるいゴルバット×4
わるいクロバット×3
計:16枚
・トレーナー
オーキドはかせ×4
ウツギはかせ×4
クルミ×4
マサキ×3
ナツメの眼×2
ポケモン交換おじさん×4
礼儀作法×3
退化スプレーHyper×4
夜の廃品回収×1
きのみ×2
ポケモンぎゃくしめい×1 ⭐︎
ワープポイント×1
ミニスカート×2 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
ロケット団参上!×1
計:36枚
・エネルギー
超エネルギー×8
計:8枚
◎カード個別解説
コダック(化石)
序盤から積極的に使用していきたいポケモンかつ2体まではきぜつしてもいいので「ずつう」し続け、ベンチにいるコダックを育て続けます。
準備が整ったタイミングでバトル場から退け、ミニスカート→後続のわるいゴルダックで殴ります。
サイド落ち考慮して3枚採用です。4枚は過剰と判断しました。
わるいゴルダック
3エネ「ちょうねんりき」はゴースト(拡張シート・ポルターガイスト)とは違って50ダメージ確定のため、足りない打点をわるいゴルバットやわるいクロバットで補い、1回のわざできぜつに追い込みます。
こちらはわるいクロバット(わるいゴルバット)で済むならば進化せずに越したことがないので、サイド落ちを考慮しても2枚採用にしています。
初手から並べたいポケモン。サイド落ち確認はわるいクロバットラインは確認し、どのタイミングで退化スプレーHyperを使うかを検討します。
どのズバットでも大差ないので、ピクシー(ジャングル)にわざをコピーされても良いカードから優先的に採用するのが良いかと思います。
わるいゴルバット
進化しておくことに意義があるので最大枚数4枚を採用。
わるいクロバット
4枚目の採用と天秤にかけて超エネルギー8枚目の枠としましたが、ここは要検討。
オーキドはかせ ウツギはかせ クルミ マサキ ナツメの眼
いつものドローソース採用枚数16枠に加えて1枠追加した17枠にしています。
わるクロ軸のデッキはとにかく事故が起きやすいため、安定して回せるような工夫が必要です。
ポケギアで次ターンに備えるのも一案ですが、とにかくズバットを初めからベンチに置きたいため、山札を引けるカードを採用しました。
ポケモン交換おじさん 礼儀作法
本来は手札を公開する礼儀作法は好んで使わずにいるのですが、世に出回っているわるクロ軸のデッキに礼儀作法が3枚ほど採用されていることや、たねポケモンを絞りに絞った構築にしているため、早々腐ることがないことから同数採用しました。
ポケモン交換おじさんは、夜の廃品回収を1枚に絞っていることから、オーキドはかせによる巻き込みが発生しないようにフル投入しています。
可もなく不可もなくな使用感なので現状はこのままで。
退化スプレーHyper
できる限り「とつぜんかみつく」の回数を増やしたいので最大採用枚数の4枚。
わるクロルギアのように、元々のダメージ素点が高いならば枠のために採用枚数を薄くして良いかもしれませんが、このデッキはトレーナーロックしている間にゲームが決まればそれに越したことがないので削ってはいけない枠だと考えています。
夜の廃品回収
元々は何も考えずに2枚採用していましたが、ユミルテミルくんとのスパーリングを通じて、1枚あれば事足りるなという考えに至りました。
序盤手札に抱えるのが非常に邪魔なのと、退化スプレーHyperの方がトラッシュに送りたくなく、それならば別の枠(安定な手札補充を可能にするドローソースもしくはエネルギー現物)に割いたほうがよいです。
きのみ
コダックが数ターン延命するためのカード。
サイドカードを取られて展開されるのを避けるためにコダックに貼り、打点をずらしながらロックし続けて後続の準備をします。
ワープポイント ポケモンぎゃくしめい
相手のベィビィポケモンをバトル場からどかせるカード。併せてこちらのコダックの特殊状態を回復させる意味合いもあります。必要最低限の2枚。
ミニスカート
「ずつう」によるロックから一点、攻めに転じる際に使用します。
わるいゴルダックの準備ができ、相手のアタッカーとなりうるポケモンをきぜつさせるためのダメカンを置いたうえでこのカードを使用して双方のトレーナーカードを山札に戻し、「ちょうねんりき」でサイドレースを進めていきます。この前にロケット団参上!を使用しておくとよりGood.
1枚はオーキドはかせで巻き込んでもいいです。
サイド落ちケア込みの2枚。
ロケット団参上!
トレーナーロックが取れた後にゲームの展開を渡さないように、その場面その場面で必要なカードをサイドから取ってくるために採用してます。
超エネルギー
最低ラインは7枚。今回は初手ロックの安定を取って8枚採用。
◎不採用カード
ミュウ(化石)
「たいかビーム」による退化でゲームを決め切るために採用を検討しましたが、にげるコストが発生し、「ずつう」ロックの確率が減ることやわるクロゴースデッキからみてもこのカードを使っていないため抜けていきました。
ピチュー(neo1)
わるいクロバットの節約ができるカードだが、殿堂ランクを割いてまでの採用には踏み切ることができず見送り。
やさしいゴルダック
対ハガネール向けに採用を検討。ニッチ過ぎるメタカードのため見送り。
安定に寄せるために当初案では採用。安定度は増したものの、ミニスカートの方が優先順位が高くなり見送り。最近ではやりたいことを通すよりも安定して展開してゲームを作るという視点に重きを置いているため、本カードの採用を前向きに検討しつつあります。
フジ老人
5枚目の退化スプレー枠。採用したいカードではあるものの使用するのが中盤以降になり、縦引きしながら盤面の形成維持するよりは序盤の盤面形成及び詰めのスピードをあげたいことから見送り。
【東北オフ当日の対戦レポート】
1戦目:わるクロゴース ◯ 6-0
先行。お互いスタートでデッキタイプを把握。
先に展開してこちらがトレーナーロックに成功するも、向こうもゴースの「こわがらせる」でこちらの展開を許さず。
ブビィで「モクモク」しつつ、ベイビィ判定でロックから逃れようとしてきますが、入替札で場からどかしてロック継続。
ゴースが進化し、「ポルターガイスト」でコダックがきぜつするも、わるいクロバットでアタッカーを処理し、ロックしながらコダックを育て始め、準備が整ったところで50ダメージを連打して勝ち。
先行ゲーム。
2戦目:カメックス ◯ 6-0
大体オフ会では対戦するせつなくん。後攻になるも向こうの展開が芳しくなく、ゼニガメから葬る。
ラプラスの「やさしいうた」で眠らされるも、ロックが解けることなく攻め続けて勝ち。
3戦目:真スライ(ひかるライチュウメタモンマルマイン) ◯ 6-2
先行あげてはいけない相手に先行を譲る。ドローされ続けるもミニスカートまでは飛んで来ずにターン帰ってくる。「すごいへんしん」使われないようにひかるライチュウをバトル場に呼び「ずつう」。
マルマイン(第一弾)に進化されるも「すごいへんしん」の効果が失敗とお相手のコイン運に助けられる。
わるいクロバットが1枚サイド落ちしている関係上、10ダメージ×3回+20ダメージ×2回じゃないとひかるライチュウをきぜつされられないため、強引に退化スプレーHyperを使い、次のターンにオーキドはかせから必要パーツを全て引き切りきぜつさせる。
あとはマルマインが殴ってくることをケアしてサイドレースを進めて勝ち。
後攻スタートでお相手ピカチュウ(プロモ・じゅうでん)。
こちらエネルギーにタッチできずにトレーナーロック失敗、次ターンに「10万ボルト」でコダックきぜつする。
後手後手の展開が進む中で、不用意に出したピカチュウ2体目をしばるためにポケモンぎゃくしめいするも、結果縛れず。
数手遅れて「ずつう」したら、バトル場に1エネピカチュウ、ベンチにベロリンガがいるタイミングでバトル場にエネルギーを貼ってオーキドはかせを宣言。
トレーナーロックの旨を説明すると、そうするとエネの貼り先が変わるということでベロリンガにエネルギーを貼り直し、ピカチュウにがして「まきつくベロ」→コイン表で麻痺。
結局この後、トレーナーロックが解除されて、押し切られて負け。
サイドは「エネエネ」による1枚のみの取得でした。
予選4回戦で終了のため、4勝のプレイヤーは予選抜け、3勝1敗のプレイヤーは取得サイド枚数の多い順から抜けることになります。
面白いことに、同チームメイトのぷーさんと同枚数(19枚)で並んだため、今度は取られたサイド枚数の少ない方で決まることになりました。そうなると最終戦で大敗したことが響き、5位で予選落ちとなるのでした。
【本イベントが大会か?オフ会か?】
このイベントが旧裏大会ならば、エネルギーの貼り先をやり直すことはできない旨を伝えて貼り直しを認めなかったし、オフ会ならば貼り直しを許可するのが筋だと思います。
以前、イベントの主催をしていた身としては、やはり多くのプレイヤーに次回以降もイベントに参加してもらい、プレイ人口を保つ必要があります。そこまで目くじら立てる必要はないと感じます。
ただ、翌日に行われたポケカ四天王決定戦にもエネルギーの貼り先ミスはやり直しを認めていませんし、競技シーンでは巻き戻しなんてものはないです。新規プレイヤーが参入しやすいような取組がなされていてプレイ人口が増えることは喜ばしいことですが、巻き戻しが必ずしも通るという認識だけは持たないでいただきたいです。
(展開遅れてる時点で負けゲームなので、お気持ち表明のように冷たい目で見てもらえれば)
以上のように、本イベントも上位に食い込むことができませんでした、残念。
予選落ちだし、頼まれたお土産は見つからないしでせめて帰宅までは良い思いしようとした贅沢と、バトロコ福島よりお持ち帰りしたカード達。
雨上がりの翌日に訪れた世田谷パン祭りと立川昭和記念公園内のイルミネーション。
お酒は嫌なことを忘れさせてくれる。
ということで東北オフで使用したデッキ紹介でした。
まだまだ詰められるところがあると思いますので、もし何かありましたらコメントでもお寄せください。
最後までお読みいただきありがとうございました。