SMB2021の予選・本戦の結果から最新の新殿堂環境を考察し、どのように変化しているかを読み解いていきます。
(本記事は配信したSMB2021環境振り返りラジオの焼き回しです)
以前の環境まとめはこちら
jetome-magneton.hatenablog.com
jetome-magneton.hatenablog.com
調査対象デッキ
予選大会上位入賞デッキと、本選参加者が使用されたデッキを調査対象とします。
・タケキュウカルゴピクシー(6月予選優勝レシピ)
・カスミのアズマオウシードラ(6月予選準優勝レシピ)
・カツリザバクフーンウインディ(8月予選優勝レシピ)
・リーフトランス(8月準予選優勝レシピ)
・錯乱エリウツ(10月予選優勝レシピ)
・わるクロ闘グドラ(10月予選準優勝レシピ)
・メガバナキング(11月予選優勝レシピ)
・スーサイドライチュウ(11月予選準優勝レシピ)
・ゴーストブラッキー(SMB2021本戦優勝レシピ)
・ミニスカエンテイ(SMB2021本戦準優勝レシピ)
・わるいブースターサカキのペルシアン(SMB2021本戦3位レシピ)
・錯乱エリウツ(SMB2021本戦4位レシピ)
・フシギバナキングドラ(SMB2021本戦5位レシピ)
・ウィニスカ(SMB2021本戦6位レシピ)
・カスゴルグドラべトン(SMB2021本戦7位レシピ)
採用レギュレーションについて
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本大会は旧裏面新殿堂レギュレーションを用いて行いました。このレギュレーションは旧裏面で公式大会が行われていた時のレギュレーションの雰囲気を生かしつつ、かつゲーム面において問題のあるカードを一部規制したり、ランクを細分化してデッキ選択の幅が出やすいように作られております。
殿堂ランク使用率
「ミニスカート」は予選では使用者がいませんでしたが、本戦で複数枚採用のデッキが2種類登場登場したため、このようになっています。共に炎タイプのデッキにて採用されており、ハンデスして展開を止めてからサイドカードを1枚以上取得しにいく戦術を取るためでしょう。
過去大会から振り返ってみて注目したのが「ダウジングマシーン」。5枚目のトレーナーカードを使いたいプレイヤーが採用していました。今後も採用が上昇する可能性のあるカードです。
一方で「マルマイン」や「鋼エネルギー」といった2年前には頻繁に採用されていたカードが減っています。これは予選と本戦での戦術が異なることや、対戦の高スピード化が一因かもしれません。
過去大会から振り返ってみて注目したのが「ダウジングマシーン」。5枚目のトレーナーカードを使いたいプレイヤーが採用していました。今後も採用が上昇する可能性のあるカードです。
一方で「マルマイン」や「鋼エネルギー」といった2年前には頻繁に採用されていたカードが減っています。これは予選と本戦での戦術が異なることや、対戦の高スピード化が一因かもしれません。
ポケモンの採用枚数
ベィビィポケモンの採用枚数は予選と本戦で分けてみてみると面白いかもしれません。
予選では8デッキのうち3デッキと半数以下が不採用にしていましたが、本戦では7デッキすべてに採用されています。
逃げるコストがかからず、ベイビィ判定によるコインで一手作る可能性があること、こちらのポケモンを育てつつ後に響いてくる10ダメージ与えられることなどから採用されたと予想できます。
ここで触れる必要があるのがイントロベイビィポケモン(ブビィ・ピチュー)の採用状況。こちらについては圧倒的にピチューが採用される結果に。参加者の一人に話を聞いたところ、前回大会のずつうわるクロ(コダック+わるいクロバット)デッキの使用者が少なからずいると考え、弱点を突くことができるピチューを採用したとのことです。昨年大会の結果を踏まえ、ベイビィ事情も変わることになりました。
たねポケモンの数は最小7枚から最大は13枚とばらつきが出る結果に。
予選と本戦で分けて考えると予選大会では最小8枚・最大13であり、本戦では最小7枚・13枚でした。
本戦での最大枚数のデッキがたねポケモン(ベイビィポケモン)のみで構成されているミニスカエンテイであることから、このデッキを外して考えると1進化ポケモンを採用したデッキならば7~8枚、2進化ポケモンを採用したデッキならば10~11枚採用する結果に。
以前の環境考察や持論として「たねポケモン(ベイビィポケモン)は9枚以上ほしい」と発信しておりました。こちらはワンキル等で負けても自衛をしていない以上は仕方ない(=ワンキルされたことを嘆くならば負けないように採用枚数を増やすべき)としておりましたが、本戦のふたを開けてみるとたねポケモンを絞ってでも他のパーツに枠を割く参加者が多く見受けられました。これは自分の中にはなかった発想で、カードランクの更新狙いを含めて既存者とは異なる視点でデッキを組んでいたつもりでいましたが、まだまだ変化できる部分があると痛感しました。こういうときがあるから飽きることもないし、面白いなと思えます。
本戦での最大枚数のデッキがたねポケモン(ベイビィポケモン)のみで構成されているミニスカエンテイであることから、このデッキを外して考えると1進化ポケモンを採用したデッキならば7~8枚、2進化ポケモンを採用したデッキならば10~11枚採用する結果に。
以前の環境考察や持論として「たねポケモン(ベイビィポケモン)は9枚以上ほしい」と発信しておりました。こちらはワンキル等で負けても自衛をしていない以上は仕方ない(=ワンキルされたことを嘆くならば負けないように採用枚数を増やすべき)としておりましたが、本戦のふたを開けてみるとたねポケモンを絞ってでも他のパーツに枠を割く参加者が多く見受けられました。これは自分の中にはなかった発想で、カードランクの更新狙いを含めて既存者とは異なる視点でデッキを組んでいたつもりでいましたが、まだまだ変化できる部分があると痛感しました。こういうときがあるから飽きることもないし、面白いなと思えます。
1進化・2進化ポケモンの枚数は割愛。
個人的にはポケモンセンターを共有でき、「りゅうのいでんし」のみならず「たつまき」まで狙いにいけることがより強みを増せているキングドラ(neo3)+フシギバナ(第一弾ほか)の組み合わせが目から鱗でした。形を見てやりたい目的を共有できることから確かにアリなのですが、まったく考えつかなかったです。
ドローソース採用枚数
ドローソースの採用枚数はこのような感じ。
予選大会こそウツギはかせを全参加者が採用していましたが、本戦ではミニスカエンテイを含むとしても全参加者が参加しているわけではなくなりました。
ウツギはかせが不採用な分、マサキのメールが採用されているためドローソース枚数がめっきり減っているわけではありません。最近ではウツギ博士が4桁で販売されていたりもし、購入することを躊躇する時期ですが、ウツギはかせが必ずしも必須かどうかという考えに一石を投じる結果になりました。
予選大会こそウツギはかせを全参加者が採用していましたが、本戦ではミニスカエンテイを含むとしても全参加者が参加しているわけではなくなりました。
ウツギはかせが不採用な分、マサキのメールが採用されているためドローソース枚数がめっきり減っているわけではありません。最近ではウツギ博士が4桁で販売されていたりもし、購入することを躊躇する時期ですが、ウツギはかせが必ずしも必須かどうかという考えに一石を投じる結果になりました。
この記事を書くにあたり過去の環境考察を目にしているのですが、2019年当時は採用されていたパソコン大暴走がランク外となっています。来期以降復権するかどうかも見ものです。
サーチカード
サーチカードはこのような感じ。
ポケモン交換おじさんの採用枚数ですが、別の殿堂をプレイされている方は4枚必須カードと位置付けていることから新殿堂環境もそのように変わっていくのかと思われましたが最大で3枚でした。中には不採用のデッキも登場しており、ポケモンの枚数を厚くすることで採用枠を減らすことができるようになるのかもしれません。
ミニスカエンテイや専用サーチがあるエリウツを除いて考えると最大4枚がこの枠に割かれている結果に。
ポケモン交換おじさんの採用枚数ですが、別の殿堂をプレイされている方は4枚必須カードと位置付けていることから新殿堂環境もそのように変わっていくのかと思われましたが最大で3枚でした。中には不採用のデッキも登場しており、ポケモンの枚数を厚くすることで採用枠を減らすことができるようになるのかもしれません。
ミニスカエンテイや専用サーチがあるエリウツを除いて考えると最大4枚がこの枠に割かれている結果に。
入れ替え系カード
ポケモンぎゃくしめいが複数枚採用されていることからワープポイントやポケモンいれかえの採用枚数は控えめ傾向。殿堂ランクの改定で2/8を食うことになった高槻殿堂ではもしかするとぎゃくしめいの枚数を軽減する代わりにワープポイントが厚く採用される時期がくるかもしれません。
ポケモンのどうぐ
掲載以外のどうぐは予選会本戦通じて不採用。
学習装置は錯乱エリウツが4枚最大数採用という結果でした。
スタジアム
錯乱エリウツのようにコンセプトとなるカード以外は採用不採用が分かれる結果に。
相手のスタジアムを割るために1枚採用していると読み取れます。
エネルギー
前述のとおり鋼エネルギーが採用0。
基本エネルギーAとBと分けたのは、2種類エネルギーを採用するデッキが登場したため、メインエネルギー(今回は水)とサブエネルギー(今回は超)といたしました。
リーフトランスとバナグドラの作成者がレインボーエネルギーをともに4枚採用しているのが特徴です。
基本エネルギーAとBと分けたのは、2種類エネルギーを採用するデッキが登場したため、メインエネルギー(今回は水)とサブエネルギー(今回は超)といたしました。
リーフトランスとバナグドラの作成者がレインボーエネルギーをともに4枚採用しているのが特徴です。
手記
以上でSMB2019の上位者のデッキデータの発表を終わります。
思い返してみるとSMB2020の考察を作成していなかったことが発覚し、この記事を書き終えてから作成しなきゃなと思っています。
思い返してみるとSMB2020の考察を作成していなかったことが発覚し、この記事を書き終えてから作成しなきゃなと思っています。
すでに発表していますが5/28(土)より5年目となる新シーズンが始まります。
人生あまくんが頭一つ抜けたこの大会ですが、彼の躍進を止めるのはいったい誰なのか。運営としてもプレイヤーとしても楽しみなところです。
他にも掲載してほしい詳細等ありましたらお気軽にご連絡ください。
時間を見つけて追記いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。