コロナ禍で外出できない面々がテーマを持ち寄り週に一度供養という名の蘇民祭を行っていたのがフォレトス研究所。
フォレトス研究にも行き詰まりを見せ、このまま死んだように生きる団体になるのかと思いきや、企画者の提案で始まったのが所長戦。
なんでも優勝者には何かがあるらしく、所長になることが良しとされています。
今回はそんな所長戦で使用したデッキレシピを公開したいと思います。
参加者にお馴染みとまで称された錯乱グドラを本大会用にアレンジしたものです。
※所長戦についての詳しい内容はこちら。
・ポケモン
タッツー(neo1)×4
シードラ(neo1)×3
キングドラ(neo3)×3
ポリゴン(R)×2
わるいポリゴン2×2
ゴース(化石)×1
ゴース(拡張シート)×1 ★★
ゴースト(ポルターガイスト)×2
ゲンガー(化石)×1
ヤミカラス(neo1)×1
バリヤード(ジャングル)×1 ★★
ミュウ(化石)×1
エイパム(neo1)×1
計:23枚
・トレーナー
オーキドはかせ×4
ウツギはかせ×4
マサキ×4
クルミ×3
ナツメの眼×1
ポケモン交換おじさん×3
夜の廃品回収×2
ポケモンセンター×2
ワープポイント×1
ポケモンいれかえ×1
錯乱ジム×1 ★★★★
せまいジム×1
いやしの野原×1
計:28枚
・エネルギー
超エネルギー×6
悪エネルギー×2
レインボーエネルギー×1
計:9枚
以前のデッキレシピより変更となったのが
Out
ゴース(化石)
まきちらせ!ベトベトガス
ポケモン交換おじさん
リサイクル×3
リサイクルエネルギー★★
悪エネルギー
In
ゴース(拡張シート)★★
ミュウ(化石)
ナツメの眼
マサキ
ポケモンいれかえ
いやしの野原
超エネルギー×2
レインボーエネルギー
となっております。
調整箇所解説
・ヤミカラス2→1
「くろいまなざし」のロック性能が言わずもがなだが、プレイヤーのレベルが向上したことで、ポケモンいれかえやワープポイント、ポケモンぎゃくしめいといった入れ替え系カードを複数採用する構築が増えました。
必然的にヤミカラスによって詰むといった盤面が減ったため、場で育てる優先度が減ったため1減。
もちろん錯乱ジム下でロックを決められれば詰み盤面に持っていける可能性もあるので、場に出して死に出しの牽制というよりは奇襲に使う役割と考えます。
・ゴース(化石)2→1
ゴース(拡張シート)の採用により入れ替わる形で1減。ゴース自体の枚数は変更なし。
・まきちらせ!ベトベトガス1→0
バリヤードやミュウ、メガバナを警戒してピン刺ししていましたが、ミュウやバリヤードは然るべきタイミングでヤミカラスロックすればよいのと、こちらの盤面を整えるのに他に割きたい枠ができたことにより不採用になりました。
・ポケモン交換おじさん4→3
4枚あればたしかに強力ですが、スライのように前のめりで戦うデッキではないこと、他に割きたい枠ができたことで1減。
その代わりにドローソースが厚めに変わっています。
・リサイクル3→0
ポケモンカードが1デッキ65枚なら採用しているカードです。リサイクルに頼るよりも現物を厚くしたくなったため枠の関係上不採用になりました。
・リサイクルエネルギー1→0
ゴーストやゲンガー、ミュウを育てる関係上、超エネルギーを厚く積みたいことが理由で抜けていきました。また、真スライといったドローに全てをかけるデッキに対して勝ち筋を作るためにゴースを採用することになり、殿堂ランクの関係上優先度が低くなりました。
・悪エネルギー3→2
リサイクルエネルギーの項目で述べた内容とほぼ同じ。
また、ヤミカラスの枚数を見直したことによって1減。
・ゴース(拡張シート)0→1
おそらく所長戦ではうっどくんが使ってくるであろう真スライを中心に序盤のテンポを落とさせて、その間に育て上げてしまおうと思って採用。
所長戦以前よりリサイクルエネルギーに代わって採用され、序盤から終盤までトレーナーロックに一役買ってくれました。
真スライが登場した2019年シーズンはトレーナーロックに意識があまりなく、ゴースやコダックが採用され始めてベィビィポケモンの採用が気持ち増えてきたかなと環境を見ると感じます。
・ミュウ(化石の秘密)0→1
最近流行りのバンギラスを主に強く見るために採用しました。キングドラやヤミカラスでベンチにいる進化ポケモンにダメカンを乗せていき、ミュウの「たいかビーム」で処理をします。
ゲンガーの「のろい」とも相性が良く、ダメカンをばら撒いて終盤まで持っていき、このカードがフィニッシャーとなります。
意外と「サイコウェーブ」も悪くなく、展開によっては狙っていきます。
ナツメの眼0→1
マサキ3→4
ドローソースを厚くして事故負けを軽減することに。特にナツメの眼は「こわがらせる」でしばらく止めた後に使用して、ゴーストの「ポルターガイスト」につながると高ダメージを与えることもできます。
ポケモンいれかえ0→1
主にヤミカラス対策カード。ミュウあたりが捉えられると何ターンも無駄にしなくてはならないため、ロスを防ぐこのカードに白羽の矢が立ちました。ワープポイントにするかこのカードをさらに厚くするかは要相談。
いやしの野原
3枚目のスタジアムです。このデッキの弱点として、苦肉の策で出した錯乱ジムに自分が苦しめられることがあります。既存デッキだとせまいジムしか割るカードがなく、一つのミスで取り返しのつかないことになります。
せまいジムの2枚目よりかは別のスタジアムの方が良く、特訓ジム等と比較した結果、このカードになりました。
このカードを採用することにより、軽微なダメージにポケモンセンターを使わずに済むようになりました。
加えて、ヤミカラスで相手のコラッタあたりをロックし、こちらはベンチを狙撃し続けることで野原効果は実質ヤミカラスのみが受けられるようになります。「でんこうせっか」のダメージを野原で癒し続ければよいのです。
余談ですが、今回このデッキを使った相手がノーマルポケモンをあまり使用してこないと想定できたぷーさんだからスタジアムが3枚ですが、所長戦前日まではゴースト→マダツボミの塔でした。
超エネルギー4→6
流石に4枚はどうかしていました。
ある程度毎ターン手貼りして準備をしておきたいのと、ミュウやゲンガーが超エネルギー縛りのためこの枚数に。
レインボーエネルギー0→1
ヤミカラス用の悪エネルギーでもあり、超エネルギーにもなりうるカードです。今年に入り一部のプレイヤーがポリゴン(プロモ)を使用し始め、ヤミカラスに貼った悪エネルギーが別タイプに変化させられることでダメカンを乗せるカードにとって変わるようになりました。
それを防ぐためレインボーエネルギーを採用し、ポケモンチェックの度にダメージを追わないようにしました。
あとは超エネルギーと悪エネルギーどちらにもなりうるので展開次第で欲しいエネルギーに変える狙いがあります。
もちろんいやしの野原で乗ったダメカンを回復することでデメリットがなくなります。
感想
対ぷーさん戦にて使用しました。
あの頃のぷーさんのイメージとしてエンテイ軸のデッキとメガバナ、わるマタの印象が強かったのと、リソース管理がザルで後半になると必要になるカードをオーキドはかせでトラッシュに送るお粗末なプレイングが目立っていたので、さっさと錯乱ロジックすれば試合運びがスムーズに進むだろうと思っていました。
しかしながらフォレトス研究をする中でデッキ構築やプレイングについて論議を重ねることで格段に上手くなったのも事実。こちらのゴーストがサイド落ちしたということもあったのと、僕も多少アドバイスして完成を迎えたカツラ型リザードンで対戦したこともあって苦戦することに。
耐久あってのキングドラですが、カツラ→ファイヤーレイズ→ほのおのうずで吹っ飛んでいくことまでは想定してませんでした。
ぎゃくしめいのデメリットも多投したベィビィで帳消しにし、毎ターン85点を出す我慢のプレイングでこちらのアタッカーを適切に対処してくるので、途中からLOに切り替えてサイド5枚までは取らせるけど6枚目は取らせないプレイングにシフト。
お相手の最後のぎゃくしめいが錯乱判定により失敗したことにより辛くも勝利といったところでした。高槻の大会で結果を出したとは聞いていましたが、ここまで綺麗にまわせたらそうなるわなって思ったのが本音。本当はわるマタで来て欲しかった…。
蓋を開けてみれば、今年度は高槻大会で3回優勝しているので実質これは僕が優勝なのでは?と思ったり思わなかったり。
いよいよ開催が迫ってきたSMB本戦。
私がこの錯乱グドラを使うのか、それともこのデッキを超える完成度のものを組んでいくのか。
他プレイヤーがより完成したグドラを握るのか。
楽しみでなりません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(所長戦等のリンクは後々貼ります)