・ポケモン
フォレトス(neo2)×3
クヌギダマ(neo4)×3
メリープ(neo4)×3
わるいモココ×3
わるいデンリュウ×2
ヤミカラス(neo1)×1
ライコウ(neo3)×1
ミュウ(コロコロプロモ)×1
ブビィ(イントロneo)×1
計:18枚
・トレーナー
オーキドはかせ×4
ウツギはかせ×4
マサキ×3
ナツメの眼×1
クルミ×4
リサイクル×4
ポケモン交換おじさん×3
夜の廃品回収×2
ワープポイント×2
突風×1 ★★
エネルギースタジアム×1
計:29枚
・エネルギー
雷エネルギー×5
超エネルギー×2
レインボーエネルギー×4
無色2個エネルギー×2 ★★★★★★
計:13枚
◎フォレトスを主にした場合の戦術について
フォレトス研究所に所属して日々フォレトスデッキVS何かを見ていく中で、普段のデッキ構築でも大事ですが、「どうやってこのカードを含めて勝ちに持っていくか」を明らかにすることから始めました。
その結果として、殴れないフォレトスはバトル場に縛られて悲惨な一途を辿るため最低限殴れるように組むこと、わざの火力が高いわけではないので細かい打点を刻んでいくことの2点が必要だと感じました。
フォレトスのエネ拘束は鋼1無2と殿堂に含まれている鋼エネルギー(★1/8)と無色2個エネルギー(★3/8)のどちらかを採用することに。
鋼エネルギーは相手からのダメージを軽減できる効果のため殿堂カードになっていますが、ハガネール(neo1)のようにガチガチに固める戦術はフォレトスでは取れないと諦め、今回は無色2個エネルギーを採用する型で作ることにしました。
思い返してみれば新殿堂下で無色2個エネルギーを採用したデッキを組むのはほとんどなく、やむを得ず1枚ピン挿しする程度でした。
しかし、ピン挿しにすると引きたい時に引けず、デッキパワーが落ちるので今回は強気の2枚採用に。
他殿堂ではもう少し殿堂ポイントが軽くなっているので使いやすくなっているこのカードですが、今回久しぶりに旧裏環境で意識的に使ってみて思ったことは殿堂がかかるだけあってやはり強力なカードだということでした。
あとは勝ちにこだわりすぎるあまり、突風やエネルギーリムーブ、ポケモンぎゃくしめいに囚われすぎて殿堂ポイントが3のカードをピン挿しするに留めていましたが、2枚あると「オーキドはかせでトラッシュに送ったとしてももう一枚あるからまだワンチャン戦える!」と心の余裕を持てるのも発見でした。
フォレトスについての発見は他の人の記事を参考にしてもらえれば幸いです。
・カード個別解説
クヌギダマ(neo4)
他選択肢はneo2があるんですが、無色二個エネルギーを採用してるのとデッキの性質上、草エネルギーを採用していないのでこのカードを採用しました。
4枚採用だと腐るので泣く泣く3枚にしています。
初手にバトル場に出られても困るとか言うな。僕はすごく困った。
何故か熱烈なファンが多数いて研究対象になっているカード。某ランクでは今回の改訂でランクがダウンしたとのことですが、そりゃそうだろうと言うのが感想。
鋼エネルギーでガチガチに固めるデッキとして組んではいないため、レインボーエネルギーを絡めてゆっくりと育てて「こうそくスピン」で場を荒らしていきます。
ですが、正直序盤〜中盤はフォレトスではなくてわるいデンリュウ(わるいモココ)を育てていくのが望ましいです。序盤の「まきびし」は相手の入れ替え札も潤沢であまり旨味がなく、トレーナーロックや特殊能力ロックでスローテンポに持っていくのが無難です。
むしろ中盤〜終盤で育て切り、ライコウ(neo3)とヤミカラス(neo1)、コロコロミュウのどれかを共にしてスピンしてぐちゃぐちゃにしていきます。
中盤以降は「まきびし」のダメージが重要になるので2体用意することを心がけるとともに、相手のヤミカラスでバトル場に縛られないようにエネルギーは1枚必ず貼っておくこともポイント。
エネルギーリムーブが怖いので貼るのは基本エネルギーもしくは無色2個エネルギーから。
このデッキで大事なエネルギーはレインボーエネルギーです。
メリープ(neo4)
雷エネルギーを貼り続けると後述のわるいデンリュウでわざを使ったときにトラッシュに送らざるを得なくなるので他のエネルギーでもわざがつかえるこのカードを採用しました。
序盤から終盤まで場に1体は出しておきたいカードなので、枠が確保できるならば4枚に増やしたいです。
わるいモココ
このデッキを組む前からわるいモココの性能は強力だと思ってはいましたが、メインで使うことでより強固なものになりました。
コイントス次第でトレーナーロックができる「こうしゅうは」と、わざを受けた相手の特殊能力が消える「スタンウェーブ」を展開次第で切り替えることができます。優先的に使いたいのは「こうしゅうは」の方で、このわざが成功すれば相手のテンポを遅らせることができ、よりゆっくりと確実にフォレトスを準備することができます。
サイドの取られ方として、このポケモンが序盤2体までならばきぜつして構わないと考えています。夜の廃品回収でモココまでの1ラインを回収することを視野に入れ、終盤でわるいデンリュウ込みで3体場に用意することを意識します。
わるいデンリュウ
基本的には中盤〜終盤に登場。雷エネルギーを1枚貼っておき、逃げられるようにすることも忘れずに。
特殊能力「かんでん」の効果で逃げるために貼ったエネルギーでダメージが乗り、「まきびし」でダメージが乗ることでダメカンをばら撒きます。
もちろんデンリュウ自身のわざも50ダメージとこのデッキの中では最高打点を出すことができるため、早急に対処しなきゃいけない相手には使っていきます。無色2個エネルギーをフォレトスと共有することができるので、雷エネルギーを早い段階で貼っておきさえすれば充分です。1体出せればいいので2枚の採用。
ライコウ(neo3)
「こうそくスピン」後に出てきたポケモンが逃げなかったりして「まきびし」「かんでん」の旨みがないときにこのカードの「いなびかり」で強制入替を促すことで相手の想定プランを崩すことが狙いです。
わざもわるいデンリュウと同様に最高火力の50ダメージを出せるので、「いなびかり」でグチャグチャにしている間に育てておきます。
中盤以降のフォレトスの愉快なお友達その1。
ヤミカラス(neo1)
「こうそくスピン」や「いなびかり」で出てきた死に出し要員を捕獲して、その間にベンチ狙撃をしていくポケモン。
あくエネルギーを採用していない関係上レインボーエネルギーを貼るしかないため、HP40からスタートするので捕獲するポケモンミスしたらまずいことになります。ベンチに出しておけば相手は意識をせざるえなくなり、大体突風やポケモンぎゃくしめいで呼ばれて倒されます。
なので最初に出すときはエネルギーを優先して貼らず、他のポケモンを育てるための撒き餌として使い、夜の廃品回収で回収してからが本番です。
中盤以降のフォレトスの愉快なお友達その2。
ミュウ(コロコロプロモ)
相手の場が進化ポケモンばかりならばこれ1枚で詰ませることができる強力なカード。「こうそくスピン」後の入れ替え先筆頭。
レインボーエネルギーのみならず超エネルギーを採用したのはこのカードを積極的に使用するためです。打点が低いのが玉に瑕ですが、「まきびし」「かんでん」でダメカンが乗っていくのでそこまで気になりません。不意に出てくるヤミカラスにご注意。
中盤以降のフォレトスの愉快なお友達その3。
ブビィ(イントロneo)
逃げ0。殴れるベイビィポケモン。「こうそくスピン」後の入れ替え先。ベイビィポケモンはベイビィポケモンってだけで価値があるのです。
オーキドはかせ・ウツギはかせ・マサキ・クルミ・ナツメの眼
無色2個エネルギーを筆頭にトラッシュに送りたくないカードが多いのでマサキ少なめでナツメの眼を採用しています。
交換おじさん
安定の3枚。
夜の廃品回収
安定の2枚。
・わるいモココライン(1−1)とエネルギー
・ヤミカラスとブビィ、エネルギー
が大体回収対象になります。
リサイクル
エネルギーリムーブで剥がされたり、オーキドはかせでやむなくトラッシュ送りにしたりしたカードを回収するためのカード。無色2個エネルギーを回収するものと思われますが、ワープポイントを回収したい場面の方が多かったりもします。
突風
ベトベトンとかプテラといったポケモンを呼び出して「スタンウェーブ」を打ち込み一矢報いたいために採用しました。確実にきぜつさせたい相手を呼び出すのももちろんありです。確定呼び出しカードって強力ですね。
エネルギースタジアム
わるいデンリュウのわざでトラッシュした雷エネルギーやミュウのわざを使うための超エネルギーを回収するために採用しました。ロケット団の特訓ジムとかを割るためにもスタジアムは採用しなきゃならない時代になったんですよ。
エネルギー
上記のとおり。
超エネルギーはピン挿だとサイド落ちが怖いので2枚の採用です。
・終わりに
煮詰める時間と友達がいたので毎週型が違うフォレトスデッキを見てはアイディアを再考していました。他者との差別化の中でリムーブ型から無色2個エネルギー型に変わり、ライコウ・ミュウ・超エネルギーまでたどり着けたのはよかったです。
別の方がたどり着いたキョウのベトベトン+バリヤード+キョウ秘伝ロジックは正直負けた!って思いましたけどね。笑
ちなみにこのデッキタイトル、うっどくんからいただきました。これよりいいデッキ名は思い浮かばず、正直負けた!!って思いましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。