ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

あさりのみそしる流スーサイドデッキ(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)

どうもこんにちは。
本日は普段行っている新殿堂レギュレーションでのスライデッキをご紹介いたします。

スーサイドライチュウデッキ、通称スライデッキは相手にサイドカードを献上してこちらもサイドカードを取りに行く、という僅差での勝利を狙うデッキです。
速さを追求した構築になっているため、展開するスピードは一級品です。
ただし、相手が同じく速効型で、こちらの出鼻をくじかれてしまうと途端に脆くなってしまいます。
そこのリカバリーがプレイヤーの腕が試されるポイントだと思われます。


あさりのみそしる流スーサイドデッキ(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)
(※ ★が殿堂ポイントを表しています)

ピカチュウ(プロモ じゅうでん)×4
ライチュウ(目ざめる伝説)×3
ビリリダマ(R)×3
マルマイン(第一弾)×2 ★★★★
コラッタ(R)×1
ブビィ(Neo1)×1 ★★
ガーディ(第一弾)×1
ウィンディ(第一弾)×1

計:16枚

【トレーナー】
オーキドはかせ×4
マサキ×3
ウツギはかせ×3
ナツメの眼×3
礼儀作法×1
ロケット団参上!×1
プラスパワー×4
リサイクル×3
夜の廃品回収×2
ポケモンぎゃくしめい×2 ★★
ポケモンいれかえ×1
エネルギースタジアム×1
ロケット団の爆発ジム×1

計:33枚

【エネルギー】
雷×11

計:11枚


【殿堂ランクの割り振り】

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スーサイドデッキとして欠かせないのがマルマイン(第一弾)です。
自身をきぜつさせる(相手にサイドカードを献上する)ことによって好きなエネルギー2個分となり、他のポケモンにつけることができます。
これを行うことでライチュウもしくはウィンディにエネルギーを供給することで相手のバトルポケモンを倒していきます。

ブビィは相手の特殊能力を解除するのに使用します。
こちらのポケモンで特殊能力を使用するのがマルマイン(第一弾)のみで、ブビィ(Neo1)がバトル場にいる時はビリリダマ(R)のままにしておき、必要時に進化させて「エネエネ」を使うと、「モクモク」の効果を無視することができます。
つまり、相手の特殊能力のみ解除することができます。
ただし、ロケット団の爆発ジムを配置した状態でブビィを出してしまうと致命傷を負ってしまうのでご注意を。

ポケモンぎゃくしめいはベンチで育つ相手のエースモンスターを引っ張りだすのに使用します。
ウィンディ以外は逃げるコストが1つであるため、ウィンディがベンチにいる場合にはバトル場に出してから使用しましょう。


【主な動き】
最初の7枚ドローで引いたたねポケモンピカチュウビリリダマで展開が変わってきます。
そのため、2パターン記載いたします。

ピカチュウがバトル場の場合
 1ターン目
  ベンチにビリリダマを配置する。
  わざ「じゅうでん」を使用する。
  →山札から雷エネルギーをサーチして貼る(ピカチュウに雷エネルギー2枚)
 
 2ターン目
  ライチュウに進化する。
  エネルギーを貼る。
  必要に応じてプラスパワーでダメージ調整して、わざ「らいげき」を使用する。


ビリリダマがバトル場の場合
 1ターン目
  ベンチにピカチュウを配置する。
  ビリリダマに雷エネルギー手貼りする。
  相手のバトル場のポケモンのHPから計算し、必要なプラスパワーを引きビリリダマへ。
  「スピードボール」できぜつさせる

 2ターン目
  バトル場のビリリダママルマインへ進化する。
  →「エネエネ」で雷2個分エネルギーをピカチュウへつける。
  ライチュウに進化する。
  雷エネルギーを手貼りし、「らいげき」で殴っていく。


基本的にライチュウで殴っていくため、ライチュウをベンチで育てつつ「らいげき」で殴ります。
エネルギーが枯渇したらエネルギースタジアムやマルマインで補い、相手よりも早くサイドカードを引き切りに行きます。
もし相手がハガネールを使うタイプだと分かった場合にはウィンディを準備します。
相手の展開見てガーディをベンチに出すかどうかを判断してください。




【カード個別説明】
ピカチュウ(プロモ じゅうでん)
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自らエネルギー加速ができる優秀なピカチュウです。
HPも50あり、よほどのことがない限りはワンキルされる心配もありません。
10まんボルト」はほぼ使用しないわざですが、2ターン目にライチュウが引けず、相手の状況次第では使用していってもよさそうです。

ピカチュウは数多く存在するのですが、2ターン目にライチュウに進化すること、山札を軽減してポケモンぎゃくしめい等を手札に加えて置きたいことからこのカードを採用しました。
HP60のプロモも次点では候補になる…のかな?

なかなか入手が難しく、チェルモ等でもなかなか見かけることのできないカードですが、まんだらけのオリパに入っていたりとよくわからない入手ができたりもします。
スライデッキには90%以上必要になりますので、オークションなどで見かけたら手元に集めておくといいと思います。


ライチュウ(目ざめる伝説)
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このデッキのエースポケモン
特出すべきは2ターン目から「らいげき」で殴れる点です。

トラッシュなしで40ダメージ、エネルギー全トラッシュだと80ダメージとプレイヤーが調整できます。
万が一相手のポケモンのHPが40以上、80以上だった場合はプラスパワーで打点を調節することで、一撃できぜつに持ち込むことができます。

加えて、「らいげき」で全トラッシュした場合も、後述するマルマインと手貼りでリカバリーが可能です。
サイドカードの1:1交換と考えて相手ポケモンを刈りつくしていく、そのため、ライチュウを複数ベンチに準備することが大切です。

neo3に封入されているカードであるため入手が困難か…と思いきや秋葉原でストレージを根気よく見ていれば見かけるカードです。
スライ以外には採用されにくいカードですが、安く買えますしお勧めです。




ビリリダマ(R)
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1Killが狙えるポケモンです。
初手にこのカードがあれば場に出していきたいです。

1エネで20ダメージを与えることができ、大体たねポケモンですと50くらいですので3枚プラスパワーを引いてしまえば一撃できぜつに持ち込むことができます。
先にサイドカードを取ることができれば有利にゲームを進めることは間違いありません。
ただし、プラスパワーが2枚以上サイドカードにいくことも中にはありうるため、早めにロケット団参上!やコラッタは引いておきたいものです。

2ターン目にはマルマインに進化してエネルギーと化すので、1ターン分の壁役としても計算することができます。
もちろん相手がプラスパワー等でビリリダマをきぜつさせられないことが前提ですが。




マルマイン(第一弾)
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特殊能力「エネエネ」で基本エネルギー2個分として扱われるカード。
天敵はリムーブ系効果です。

自らをきぜつさせてエネルギーになるためリスクが高い気がしますが、相手ポケモンを確実に倒すことができれば1枚ずつサイドカードを取りあった、つまりはマチスの交渉(マチスデッキ)を使用したということになります。

大体エネルギーの付与先はライチュウですが、ごく稀にウィンディに付与されることがあります。
ウィンディに付与された場合、「かえんほうしゃ」を使うと炎エネルギーを1枚トラッシュしなければなりませんのでマルマインをトラッシュしなければなりません。
大体は「とっしん」狙いですので、HPがなくなりかけたら最後に使うイメージです。

サイドカードを引かせてしまうため、相手のサイドカードの枚数を適宜確認することが必要です。
終盤になると「エネエネ」が使えない(=負けるから)ため、マルマイン自体が殴りに行くケースも見られたり見られなかったり。

スライに限らずこのマルマインは他デッキでも使用されることがあります。
流通量は豊富ですが、人気が故になかなかシングルで見かけることはありません。
その分まとめパックなどでお見かけするので、万が一見かけたら購入しておくことを勧めます。




・ウィンディ(第一弾)
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あさりのみそしる氏が知恵を絞って採用したアイディアです。
何故スライにウィンディを足したか、これは今の旧裏環境と関係するのです。

というのも今の環境でデッキを構築する場合、「ベトベトンで詰まない」「鋼エネルギー(ハガネール)で詰まない」の2点に注意を払う必要があります。

このデッキの場合、ベトベトンであればブビィの「モクモク」で「かがくへんかガス」を解除し、その隙にマルマインに進化して「エネエネ」することで問題が解消できます。

しかしハガネールが相手では話が変わってきます。
どうしても鋼エネルギーで固められた相手ですと、全トラッシュの「らいげき」でも一撃できぜつに持ち込むことができず、ライチュウを2体犠牲にしてようやく倒せるかどうかになってしまいます。
そこでハガネールに対して強く出るにはどうすればいいか?を考えた際に浮かんだのがウィンディ。

というのも、マルマインを使うロジックであるスーサイドデッキではウィンディをアタッカーにしていました。
炎タイプのわざですと、どうしても炎エネルギーをトラッシュしなければならないわざが多く存在しており、それ以外のわざ効果ですとダメージ量の問題で倒すことができません。

その辺りを考慮して採用したウィンディ。
自分は鋼デッキと対戦したことがないため確証を得ていませんが、以前このデッキを貸して対戦しているのを見ていた時、ウィンディがマルマインをまとって「とっしん」を繰り出す様は威圧感があり、あながち間違いではないのかなと思ったり。

ちなみに1-1ラインでの投入はドードリオ(ジャングル)の影響です。
優先して用意するものでもないため、相手の場やトラッシュ、手札から総合的に判断して取捨選択するプレイヤースキルが問われます。




ポケモンぎゃくしめい(Neo1)
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元は突風1枚だったのですが、スイカさんのこの記事を読んで納得してこちらを2枚投入しています。
相手のベンチで育っているポケモンを呼び出しつつ、全トラッシュしてエネルギーのないライチュウを戻したり、ビリリダマのままにして指名を受けてマルマインに進化→「エネエネ」でライチュウがバトル場に出たりと活用の幅が広いです。
くれぐれもウィンディがベンチにいる場合にはバトル場に出してから使用するようにしましょう。




ポケモンいれかえ(第一弾他)
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ポケモンぎゃくしめいと相性がよいのと、「らいげき」全トラッシュで場に置いておく必要のなくなったライチュウをベンチに戻すのに使用します。
正直逃げるコストが1つでも捨てるのがもったいないほどの消費が激しいデッキなため、1枚あると大変便利なカードです。
2枚以上は枠の問題で採用できません。難しいところです。




・プラスパワー(第一弾他)
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このデッキを支える重大なトレーナーカードです。

ビリリダマにおける先行1Killの立役者だったり、カツラのウィンディやキングドラ(Neo3)といった現環境で採用されやすいエースモンスターに対してライチュウの「らいげき」で一撃できぜつに持ち込むための調整に使用します。

特にキングドラは準備に最低3ターンかかるため、一発できぜつさせるのは大きいです。
おそらくポケモンセンター等で延命してくるはずなので。




・リサイクル(化石の秘密他)
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プラスパワーやエネルギースタジアム、夜の廃品回収等使い回したいカードに化ける可能性のあるカードです。
ごく稀にオーキドはかせ等のドローソースになることがあります。

コイントス次第とはいえ、何にでも化けられるカードなので個人的に見直したカードです。
正直マサキよりも重要視してもいいかな?と思いながらストレージで発見したら購入しています。
市場ではまだまだ見るカードですが、最近私が買い占めているため数が無くなりつつあります。




・エネルギースタジアム(闇、そして光へ他)
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エネルギーは常に手貼りしていきたいデッキですので、トラッシュにあるエネルギーを確保する必要があります。
そうでなくてもどのデッキでも採用されている便利カードです。




ロケット団の爆発ジム(闇からの挑戦)
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プラスパワーの使用枚数を軽減し、その上ダメージカウンターをあらかじめ乗せておくために採用しました。
こちらがベンチをフルに埋めたうえでスタジアムを貼ると、相手だけドキドキコイントスを行います。
逆に相手のベンチがいっぱいだと意味をなさないのでその点はお気を付けください。

現環境ですとスタジアムカードは2枚投入がデフォルトになりつつありまして。
そうすると1枚しかスタジアムを採用していないと貼り替えになると不利になってしまいます。
その辺りも考慮してこのカードを採用してみました。



ここで苦手なタイプはどのようなデッキかをまとめてみます。

1.リムーブ系カード
  どうしてもエネエネ頼りの構成なため、リムーブ系カードには弱いです。
 特にエネルギーリムーブ(第一弾)は1枚で2個分剥がされてしまい、
 「らいげき」ぎりぎりでエネルギーを貼っているとわざが「でんきショック」になってしまいます。
 最近は鋼エネルギーを剥がすのに採用が増えているカードのため、注意が必要です。

2.速効型デッキ
 カスミウィニーや種速効とピカチュウないしビリリダマが落とされるのは出鼻をくじかれてしまい、
 計算が狂ってしまいます。
 2ターン目にライチュウで「らいげき」が当面のゴールであるため、
 ここができませんとそのままズルズルと押し切られてしまいます。

3.わるクロ
 ベンチに置くビリリダマが進化することなくきぜつに追い込まれると、
 エネルギーの供給が途端に遅くなります。
 エネルギー供給が間違いなく大事なこのデッキにおいて、供給源が断たれると一貫の終わりです。
 わるいゴルバットクロバットは「モクモク」効果対象外なため、辛い相手です。
 
 いわずもがな。弱点であり抵抗力持ちでありドンファン自身はベンチに戻っていく。
 これほど辛い相手はいませんので、さっさとポケモンぎゃくしめいしてドンファンを呼び出して
 ウィンディで「とっしん」していきましょう。


そんなこんなで今度の関東オフで使用しようと思っていた、あさりのみそしる流スーサイドデッキでした。
スライの新殿堂レギュレシピはおそらくこれが初出…になるのかな?という感じですので、タイトロープの上を歩くような ほんの少しもあとの無いその絶妙なバランス感―― を味わいたいプレイヤーは是非これをご参考に自信のスライを探求してみてください。

宣伝ですが、4/16に東京で旧裏オフが開催されます。
自分は何時になるかわかりませんが顔を出せればいいなあと思っておりますので、
もしお会いできましたらよろしくお願いします。

そして、twitterの方でブログ記事のアンケートにお答えいただいた方、ありがとうございました。
もし足りない記述があったり欲しい内容があったりしましたらご一報いただけると幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。