2020年6月予選で使用したデッキを紹介します。
【ポケモン】
デルビル(neo2)×3
ヘルガー(neo2)×1
ヘルガー(neo3)×1
カスミのニョロゾ×2
ビリリダマ(拡張シート)×3
マルマイン(第一弾)×2 ★★★★
ひかるミュウ×1
マンキー(ジャングル)×1
計:17枚
【トレーナー】
オーキドはかせ×4
ウツギはかせ×4
マサキ×4
クルミ×4
ポケモン交換おじさん×3
プラスパワー×4
夜の廃品回収×2
突風×2 ★★★★
ポケモンいれかえ×1
ワープポイント×1
カスミ×1
ハナダシティジム×1
計:31枚
【エネルギー】
炎エネルギー×2
水エネルギー×2
悪エネルギー×4
レインボーエネルギー×4
計:12枚
・基本的な戦術
相手に応じて第2アタッカーを確定させ、マルマインの「エネエネ」によるサイドデメリットをテンポで補うデッキです。
元々のデッキ案としてはすどうっどくんのヘルガーブラッキーデッキでしたが、ブラッキーよりも小回りがきき、プラスパワーを共有できるカスミのニョロゾを採用しました。
カスミロジックを投入することにより、ワンキル要素の向上と中打点を与えてテンポを取り続けて相手が体制を整える前に場を制圧することができると考えていました。
実際には高火力と中の上に高い耐久力で力負けを喫するという目にも当てられない結果になったわけですが。前日に行なっていた川村との練習の時に気づくべきでした、このデッキでは勝てないと。
・カード個別解説
デルビル(neo2)
初ターンから悪エネルギーを貼っていきたいため悪タイプのデルビルを採用。neo3にも同様のタイプのカードが存在しますが、より優秀なこちらを。
悪エネルギー+プラスパワーでワンキルを狙うことができるものの、HPが40と心許ないこと、正直カスミのニョロモで最初は攻撃したい等々の理由から3枚採用です。元々は4枚でしたが不要と判断。
ヘルガー(neo2)
誰が言ったか屁ルガー。正直書いてあることを比較するならばneo3の方が強く感じます。しかしながら、実際に使ってみると意外と良さげな性能を持っていることに気がつきます。
まずは「かみくだく」の追加効果によってプラスパワーの節約が出来ること。フーディン(第一弾)が無制限のため、耐久に特化したデッキを意識する必要があり、それによってプラスパワーをいかに温存しここぞと言う時に使うかが勝敗を分けることになるかもしれません。その際に「かみくだく」ことで節約し、お相手には手札に握っているポケモンセンターやポケモン回収といったカードを予定よりも切らせることができます。
そして「かえんほうしゃ」による瞬間的な高火力で思いがけずに相手のポケモンを倒すことができます。これはマルマイン(第一弾)の「エネエネ」を使うことがほぼ必須になりますが、サイドカードを1-1交換して相手のエースポケモンを思いがけずに狩るというのは大事なことです。悪エネルギー込みで60以上確定で出せるのは魅力的です。
「かみくだく」のエネルギー拘束が悪無無と、炎エネルギーにエネエネして使ってくださいと言わんばかりの性能。HPが尽きそうになったら「かえんほうしゃ」と最初から最後までおいしい存在です。
ヘルガー(neo3)
大体の人がうまく使いこなせるヘルガー。僕はうまく使いこなせないヘルガーです。悪エネルギーをたくさん貼ってコインの暴力で相手を圧倒しましょう。書いてあることは強いカード。序盤から終盤までお任せあれ。
カスミウィニーの暴力兼1/2の確率でのリムーブ、「エネエネ」によるエネルギーの追加による高火力(タブンネ)と言うことなしのカード。元々は3-1ラインでしたがニョロゾが強すぎたので3-2へ。本大会前に結果を出した川村意識で採用。この読みは間違いではなかった。
いつもの。この頃の私は速攻でテンポ取れるならばサイドカードの1枚や2枚くれてやる教に入信していました。ぎゃくしめいでビリリダマを狩り続けられるポケモンカードゲーム環境をちっとも考えてませんでした。
たまにマルマインがマルマインのエネルギーとなり、「でんげき」で殴りにいったりします。
悪水雷と複数のタイプを見られる未来型デッキですね。
ひかるミュウ
真面目に採用。そもそもこのデッキはミニスカハンデスから場を制圧することが目的だったため、同コンセプトのデッキに負けるのは避けたいと思いドローソース含めたキーパーツを少しでも引きたいと思ったこと、どうせ事故は起こるんだからこの1枚で解決できるなら入れ得と思ったりしました。一応レインボーエネで動けますし。真面目なような冗談のような立ち位置のくせに初戦で本当に「フラッシュサーチ」を使うことになるんだから人生わからんものです。
余談ですが大会の数日前にこのカードに8,000円くらいの買取額がついて手が震えたのは内緒。この記事を書いてる今は20,000円ですって。コロコロプロモだぞ!
前のめりで殴ってサイドを取っていくデッキなので。使用感良。この年になってマンキーの強さを知ることができました。
ドローソース。
4-4-4-4のいつもの。
ここまで突っ込んでも事故が起きる時は起きます。
ポケモン交換おじさん
3枚が一番安定する枚数かと。
プラスパワー
ワンキル狙うデッキなので当然この枚数。
夜の廃品回収
突風
最終的に突風に落ち着くことに。元々のスタートはミニスカート。錯乱ジムだったら紆余曲折あって殴り合いに持っていけばいいだろう理論でこうなりました。後悔はしてません。
ポケモンいれかえ&ワープポイント
いれかえ系カードは2枚ほしかったんです。ハガネール戦だけ切り取ればワープポイント2枚の方が良かったと思ってます。
カスミ
本当は2枚欲しかった枠。一応2枚以上積んでいることをブラフできたりもする。
ハナダシティジム
本当はスタジアムは2枠欲しかったりも多少はします。
カツウィンにグレンタウンジムが2枚採用される時代なら要検討。
エネルギー各種
こんなもんかと。
・不採用カード
わるいヘルガー
これだけ炎が結果を出したんだからハガネールとかいないだろwと鷹を括って草を生やしたらいたしマッチングしたしで目も当てられませんでした。構築段階ではわるいヘルガーも採用して3種のチーズヘルガーとかやっていました。デルビルの枚数を絞った段階でヘルガーを1枚減らすことになり、より役割が薄かったこのカードを抜くことに。結果論ですがハガネール戦でわるいヘルガーの「ぶきになとおぼえ」でお祈りゲームできればもしかしたらワンチャンあったかもしれなく。直前で抜いたことが悔やまれる1枚でした。
・そもそもなんでこうなったか
リクエストがあったので。
ハンデスヘルガー(通称ヘルス)の案は4月の段階から存在しており、6月予選は何も案が降りなかったらこのデッキをブラッシュアップするかガハハと言いながらオーダイルで遊んでいました。
大会が近づくにつれ、あちこちのオンライン大会の結果を見たのですが、川村を筆頭に鋼エネルギーと炎ポケモン(主にウィンディ)が結果を出していることに気がつきます。
そうすると頭に思い浮かぶのが、炎ポケモンにマルマイン込みで2-1交換を要求すれば2体目のアタッカーの用意がそこまで容易ではなくなるため、中盤〜終盤で捲れる構築の方が強いのではないか?と考えるようになりました。
このプランでは取得されるサイドカードとして
デルビルorカスミのニョロモ→マルマイン(エネエネ)→カスミのニョロゾ→マルマイン(エネエネ)→ヘルガーorカスミのニョロゾ
を想定。5枚目のサイドまではあげるけど6枚目のカードは譲らないつもりでいました。
この段階で頭からさっぱり抜けていたのが、相手のポケモンぎゃくしめい(もしくは突風)でこちらのエンジンとなりうるビリリダマが倒されてしまうこと、そして相手も「エネエネ」を使ってくることの2点でした。
その2点を同時に行ったのがすどうっど御代であり、スパーリング相手として私は完膚なきまでにやられていたのでした。
また、こちらも強引にミニスカートを打たざるを得ない場面が続いたため、レインボーエネルギーを採用してわざが使えることからひかるミュウを採用。お互い膠着状態が続く中でもトップドロー含めて2枚引けるのはよかったです。一応ズバットもワンパンできますし。
環境予想としては
川村◯
カツウィン系統◯
わるいオニドリル◯
わるクロ軸◯
ひかるライチュウ△
スライ△
を予想していました。
どこに当たっても五分取れるタイプ色を持ち、速度による暴力から場を制圧して勝ちを得る。それを目指していましたが、中打点が故に制圧に失敗するとすぐに形成逆転される脆さもありました。
ハンデスから欲張りタイプ、そして場の制圧とお子様ランチのようなデッキになり、本戦でも1勝2敗と結果が振るいませんでしたが、使ってこなかったカードの知らなかった面が知れたのは収穫だったかなって。
コインに自信がある人は是非使ってみてください。どこからでも奇襲をかけられるのは快感になりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。