こんばんは、あさりのみそしるです。
今回は以前作った紙束を紹介します。
製作者が言うのもあれですが、アイディアは良かった(他はよくなかった)ので備忘録としてお楽しみください。
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あくまで組んだはいいものの、それだけの存在に終わった束になります。
結論とは程遠いものになりますので、強さを求めたりデッキのテンプレートを勉強したい方は悪いこと言わないので回れ右してください。
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・ポケモン
マグマッグ(neo3)×4
マグカルゴ×3 ★★★
ビリリダマ(拡張シート)×3
マルマイン(第一弾)×2 ★★★★
計:16枚
・トレーナー
エリカ×4
マサキ×4
マサキの転送装置×4
パソコン大暴走×4
ナツメの眼×2
ポケモン交換おじさん×2
礼儀作法×1
ポケモンセンター×3
ディフェンダー×4
まきちらせ!ベトベトガス×2
夜の廃品回収×2
ポケモンいれかえ×2
ワープポイント×2
ポケモンぎゃくしめい×1 ★
エネルギースタジアム×1
計:34枚
・エネルギー
炎エネルギー×10
計:10枚
◎構築に至った経緯
剣盾環境における現行レギュレーションにおいて、モミインテレオンというデッキが登場しました。
このデッキはインテレオンVMAXとモミで耐久しながらダメージを与えていき、サイドカードを取り切るというデッキです。
わざ自体はれんげきエネルギー1枚で事足りますし、わざ使用時に手札に戻すため、モミによるエネルギーロストの心配がありません。
よくできたロジックですし、密かに応援している方が自主大会で披露したデッキでもあるので強く印象に残っていました。また、よく練習している友人も同デッキを使用してシティリーグ上位まで上がっており、印象に残っています。
(余談ですが、私も同じデッキを握ろうとしましたが恐ろしいほどに回すことができなかったので断念しました)
このロジックを旧裏に逆輸入するにあたって、ポケモンセンター+フシギバナが頭によぎったものの、それは先人たちが考察し尽くしているため今回は別の方法を考えることに。
この時はカルゴデッキと頻繁に対戦していたこともあったので特殊能力「やけのこり」が強く印象に残っていました。この特殊能力を活かして何か良い(悪い)ことができないかと考えた際、入れ替えカードを駆使することで意図的にエネルギーを移すことができることに着目しました。
マグカルゴの「やけのこり」によってHPがピンピンの別のマグカルゴにエネルギーを移し、手負いのカルゴにポケモンセンターを施す。こうすることで決して気絶することのないマグカルゴが相手の場を(理論上)襲いかかれるようになるのです。
気絶しないマグカルゴが毎ターン40ダメージないし60ダメージを与えてくることは恐怖でしかない。
人生あまくんのカツツィン単のようにうまく運用できることを条件としてこのデッキを組み上げたのでした。
◎カード個別解説
マグマッグ(neo3)
マグマッグはこの券種とneo4の2種類存在するのですが、対バリヤード(ジャングル)を強く見た時に20ダメージを毎ターン与えられるこっちを採用しました。
序盤から2体準備してくるくるしたい存在。
サイド落ちは怖いですが、1枚はポケモンぎゃくしめいにしたかったので甘えて3枚にしています。
「ようがんりゅう」はエネルギーなしだと40ダメージで、エネルギーをトラッシュすると枚数毎に20ダメージが加算されますが、後述のマルマイン(第一弾)の「エネエネ」後を想定しているため、炎エネルギー1枚を毎ターントラッシュするか否かで考えています。 つまるところ、「やけのこり」で別のマグカルゴに移すエネルギーはマルマインのみが理想となります。
そのため、炎エネルギー+マルマインがバトル場のマグカルゴについているならば、よほどのことがない限りはベンチにいるマグカルゴに炎エネルギーを貼っておけば良いです。
ビリリダマ(拡張シート)
逃げるコストがかからないこちらの券種を採用。
このデッキはたねポケモンの枚数が7枚と少なく、ビリリダマ単でのスタートの確率が高いため、不安といえば不安です。
1体目のビリリダマはすぐベンチに出しても良いですが、場が整ったら2体目以降のビリリダマは脳死でベンチに出すのではなく、マルマインがエネルギーリムーブ等で剥がされた場合やどうしても全トラッシュ「ようがんりゅう」で相手のポケモンを倒してマルマインが場から消え去る場合にのみ2体目を出します。
マルマイン(第一弾)
いち早くマグカルゴを起動させるためのスイッチです。「エネエネ」後はトランス対象のエネルギーとしてしばらく場を行ったり来たりするのが理想です。
1体目のマルマインの「エネエネ」後にサイドカードを取る(=1-1交換する)ことが大前提であり、2枚目以降は状況に応じて用意します。体感ですと3体までは使用するかも。
余談ですが、マグカルゴの「ようがんりゅう」トラッシュした数×20ダメージなので、マルマインをトラッシュしても20ダメージと計算します。なのでよほどのことがない限りはトラッシュせずに場に残しておく方が無難です。
ドローソース
大暴走軸のドローソースを参考にしています。ポケモンセンターと入れ替え札、2体目以降のビリリダマやマルマインを抱え込んでおきたいのでオーキドはかせやウツギはかせは採用しておりません。
ポケモン交換おじさん+礼儀作法
本当に最低限枚数。
サーチ手段が気になるようならばマサキの転送装置を削ってこちらに当てても良いかと思います。
きぜつさせないようにするカードときぜつを防ぐためのカードです。本家は回復ソースが4枚フル投入されていますが、こちらは枠の都合上、3枚にしています。これもマサキの転送装置あたりを削って4枚目のポケモンセンターにしてもよいかと思います。
まきちらせ!ベトベトガス
私個人はバリヤード(ジャングル)をどうしても重く見ているため、バリヤードで詰まないように意識的に構築しています。マグマッグで殴るプランを取る場合、ポケモンいれかえを必要なタイミングで使用しなければならず、都合よく引けないだろうと思っているのでこちらを採用しています。
また、意図して「やけのこり」を消したい場面が発生するので、それを踏まえて複数枚採用しています。
いれかえカード(3種5枚)
ポケモンセンターの枚数+2枚くらいが妥当だったのでこの枚数に落ち着きました。ワープポイントとポケモンいれかえのバランスはお好みでどうぞ。
エネルギースタジアム
毎ターン「ようがんりゅう」で炎エネルギーをトラッシュするつもりであるので、トラッシュからサルベージできるこのカードを採用しています。水エネルギーが採用されていた頃のれんげきインテのスタジアムもトレーニングコートでしたしおすし。
炎エネルギー
最低限枚数。1ターンに1枚手貼りできる枚数かなって個人的に思っています。
◎ボツになった理由
マグカルゴのHPが80ということもあり、耐久できるかどうか極めて微妙なラインでした。
HPがら70だと耐久できるわけがないし、HPが100で初めて耐久型のポケモンだといえるため、わざわざ枠を割いてまで耐久しなくてもいいのではないかと思えました。
一方でエンカル(neo3エンテイ+マグカルゴ)のように、山札を捨てて加速する、ある意味運に左右される型ではないため、高ダメージは見込めないものの中打点を刻んでいける強みは示せたかなと思います。もちろんそれはマルマインが強いだけではありますが、瞬間的に火力のみを出したいならば手貼り+マルマイン×2枚で奇襲することもできなくありません。
それを殿堂ランクを割いてまで採用しているマグカルゴでやる意味があるかと問われると弱いところではありますが・・・。
◎終わりに
私自身、マグカルゴというカードをしっかりと考察したことがなく、世に出回っているエンカルを軸に各々のアレンジが足されたデッキくらいしか認識しておりませんでした。今期の大会よりタケシのキュウコンの化け先に採用されて、アタッカーの1体として採用される案が見られて、マグカルゴも研究し甲斐があるのではないかと思っています。
耐久型カルゴを試したので、次は速攻型か別の型か、さまざまな時代の考察して新しい発見に結びつけられれば良いですね。
(同じわざを持つマグカルゴexがリメイクされたマグカルゴGXは最終的にLOデッキのお供に成り下がりました。どうしてこうなった)
最後までお読みいただきありがとうございました。