ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

わるラフポルターデッキ(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)

どうもこんにちは。
本日は普段行っている新殿堂レギュレーションでのわるラフポルターデッキをご紹介いたします。

以前にもわるいラフレシアデッキをご紹介いたしましたが、あのデッキはやりたいことを詰めすぎたためバランスが非常に悪く、身内でワイワイやる分には楽しいのですが、関西オフ等でのガチデッキを前にするとあっという間に押し負けてしまいます。
やりたいこと(アイディア)と実現できるスピード。この2つを天秤にかけて、いかに速やかに実現できるかが問題です。


そこで、ロジックをシンプルにした、新殿堂レギュレーション範囲内で使えるデッキを記載いたします。
一度決まれば対策を怠っていると押し切ることができ、こちらも事故を起こすと押し切られる。
切るか切られるか、咲くか咲かないか。プレイヤーの腕が問われるロジックだと思っています。


わるラフポルターデッキ(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)
(※ ★が殿堂ポイントを表しています)

わるいクサイハナ×2
わるいラフレシア×1 ★★★★★★★★
ゴース(化石)×4
ゴースト(拡張シート・ポルターガイスト)×3
わるいゴースト×1
わるいゲンガー×1
ヤドン(R)×1
わるいヤドキング×1
ピチュー(イントロneo)×1

計:18枚

【トレーナー】
オーキドはかせ×4
マサキ×4
ウツギはかせ×2
ナツメの眼×3
エリカ×4
ポケモン性格判定×1
ポケモン交換おじさん×2
ポケモン育て屋さん×4
ボスのやりかた×1
ロケット団参上!×1
スパイ作戦×1
夜の廃品回収×2
くすぐりマシーン×1
エネルギースタジアム×1


計:35枚

【エネルギー】
超×7

計:7枚


【殿堂ランクの割り振り】

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わるいラフレシアオンリーで殿堂ランクを使いきるデッキです。
最短2ターンでお花を咲かせてトレーナー全般をロックし、その後はゴーストでポルターガイストを連発してサイドカードを引き切ります。

現行レギュレーションでもラフレシアはグッズロックを行う要員として存在しており、相変わらずこのお花はイライラさせる存在だなあと感心していました。
現行だとグッズに限定されているためサポーター(ドローソース等)はロック制限に含まれておらず、やり方によってはラフレシアを立てられても大丈夫ですが、この頃はすべてのトレーナーカードが対象となります。つまり、大体のデッキのほぼ半分が死に札になるのです。

引くカード引くカードが死に札として手札にとどまり、そしてゴーストの「ポルターガイスト」によるダメージソースに変わってしまう。
そんなイライラかふん以上にイライラすること間違いない戦術がここにあります。


【主な動き】
1ターン目にすべきこと。
①ゴースを2体程並べる。
ナゾノクサをベンチに並べる。
ポケモン交換おじさんなどで山札にアクセスして、わるいラフレシアが山札にあるのか、それともサ
  イドカードにあるのかを確認する。
 ・山札にある場合:特に気にせず④へ。
 ・サイドカードにある場合:コラッタをベンチに置く。ロケット団参上!を使ってわるいラフレシアを山
                  札に戻す
④マサキやエリカなどのドローソースを使い、手札を潤沢にする。
⑤(あるなら)くすぐりマシーンで表を出して相手の手札を次のターン使えなくする。


2ターン目にすること
①手札にポケモン育て屋さんとわるいラフレシアを揃える。
②ゴースをゴーストに進化させる。
③わるいゲンガーの準備を進める。
ポケモン性格判定等を使い、こちら(もしくはあちら)の手札を潤沢にする。
⑤わるいラフレシアに進化。グッズロック完成。


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理想的な展開の風景です。



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くすぐりマシーンに固執する必要はありませんが、手札ロックしてしまうと相手プレイヤーは次のターン、手札を置いてドローしたカードのみで戦わなければならなくなります。
つまり、トレーナーカードがあっても、ポケモンカードがあっても、エネルギーカードがあっても使うことができないのです。


ポケモンカードを引けば、エネルギーをつけられずわざを使用することができません。
エネルギーカードを引けばわざは使えますが、ポケモンを出すことができません。

トレーナーカード、そしてオーキドはかせなどをドローされた場合には速やかに拍手を送ってください。これをゴッドドロー(神引き)と呼びます。
この時、クルミを引いても2枚とも山札に戻してしまうため、ただの無駄打ちになってしまいます。
ウツギはかせだとポケモンとエネルギーは使用できるものの、トレーナーカードが使えなくなるため、下手するとポルターガイストのダメージが上がります。なのでウツギはかせはこの時は善し悪しです。


【カード個別説明】(他カードの詳しい解説はこちらでご確認ください)
・わるいラフレシア わるいクサイハナ

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もはや説明不要の害悪なお花。
デッキの半分以上がトレーナーカードの昨今、刺さるデッキは星の数ほど。
ただし、デッキに1枚しか入れられないため、サイドカードにお散歩に出ている際にはご用心。
速やかにコラッタロケット団参上!で山札へ復帰させましょう。


わるいラフレシアに目が行きがちですが、実際にはわるいクサイハナも侮れない存在です。
バトル場をベイビィポケモンにして特殊能力の「くさいかふん」を使えば1/2で相手のバトル場のポケモンが混乱状態になります。
1/2でこちらのバトル場のポケモンがこんらんになりますが、にげる判定でで逃げることが可能ですし、相手のわざに対してもベイビィ判定でかわすことができるかもしれません。

旧裏の混乱状態における逃げる判定は、必要分エネルギーを剥がしてトラッシュに捨ててからでないとコインを投げることができず、裏なら失敗してしまいます。
そのため、下手なポケモンを前に出してくれていれば、勝手に事故を起こすこともあるわけです。

ナゾノクサの1体はポケモン育て屋さんでわるいラフレシアに、もう1体をわるいクサイハナに進化させてベンチに置いておくだけでも心に余裕が生まれます。



・ゴースト(拡張シート)

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このデッキのアタッカーにしてベンチに複数体用意しておきたいものです。
基本的にポルターガイストだけを使うイメージです。

相手の手札を確認する際には、トレーナーカードの枚数以外にもどのような進化カードやエネルギーがあるかを確認することを忘れるべからず。
常に最悪の状態を考慮して立ち回らないと痛い目をみます。
特にアタッカーをゴーストに依存していて、こちらもトレーナーカードが使えないため、ゴーストがトラッシュに送られ続けると勝ち筋がなくなります。




・わるいゲンガー(闇、そして光へ)

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このデッキの天敵として挙げられるのがププリン(遺跡をこえて)とブビィ(neo1)です。
ベンチで籠城するそれらを刈るのに白羽の矢を立てたのがわるいゲンガーです。

 
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ポケモン育て屋さんを4枚採用するという強気な構築になっているため、2枚目以降の育て屋さんをわるいゲンガーに充てることができます。
あまり例はありませんが、もし3枚目以降のポケモン育て屋さんが手札にいらっしゃった場合はスパイ作戦(マチスデッキ)でトラッシュに送りましょう。

バトル場のゴーストにエネルギーがついていれば、ベンチのこのカード用にエネルギーを手貼りするといざとなったら動けるようになります。
特殊能力「ふかいねむり」も、なんだかんだでゴーストの「ナイトメア」とシナジーになっていたりもします。



・わるいヤドキング(闇、そして光へ)


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工夫点その1です。
わるいヤドキングの特殊能力「わるぢえ」で相手の山札の一番上を見て、そのカードがトレーナーカードだった場合にはそのままにして相手にドローさせます。
逆にそれ以外のカードの場合は、山札をシャッフルします。

これによってほぼ確実にドローするカードがトレーナーカードに限定させることができ、わるいラフレシアの「アレルギーかふん」状況下においては死に札が増えること、ゴーストのわざ「ポルターガイスト」のダメージ量が加点されていくという、うま味だらけの結果になります。

今の環境で一部流行しているドードリオポケモンジャングル)みたいな使い方でピン刺しで十分だと思われます。
本当にごくまれに「マインドショック」で抵抗力関係なくダメージを与えにいくこともあります。



ポケモン性格判定(闇、そして光へ)

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エリカ(エリカデッキ)でも相手のドローを促しますが、大体皆様ゴースとナゾノクサを見るとわるラフポルターを想像されるため必要以上に山札からカードをドローしていただけません。
そんな時はいかに相手の手札をトレーナーカードにするかという問題が生じます。

このポケモン性格判定というカードは、使用するプレイヤーが進化カードを伏せて、相手プレイヤーはその進化カードが「普通」「わるい」「やさしい」の3択から答えなければいけません。


もし相手プレイヤーが伏せたカードと異なった進化タイプを答えた場合、使用したプレイヤーが3枚ドローすることができます。
つまり、トレーナーロックする前に必要なカードを手札に持っておく促進効果となるわけです。

では逆に相手が正解してしまった場合、相手はカードを3枚ドローすることになります。
普通のデッキであれば、相手を手助けすることになってしまいます。
しかし、このデッキではむしろこちらが受ける恩恵が多いのです。


相手の手札が増えるということは、その分トレーナーカードが増える可能性があるということです。

エリカの場合は最大3枚まで引いてよいという、任意で枚数を選択させるカードでした。

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しかし、ポケモン性格判定は3枚と明記されています。つまり、強制効果です。
正解した相手プレイヤーは確実に3枚山札からドローしなければならないのです。

相手が正解すればした分だけポルターガイストのダメージ量が上がる可能性があり、
相手が不正解ならばこちらの手札が増える、まさにわるラフポルターのために生まれてきたカードだと思います。



ここまで書いてきてわるラフポルターの面白さや強さをご堪能いただけたと思います。
皆様わるいラフレシアにメロメロになられたかと思います。


しかし!
わるいラフレシアには重大な弱点を備えているのです。




それはベトベトンをはじめとする
PPLです。


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ベトベトンはお互いの特殊能力を使えなくしてしまうカードです。
一度でも「アレルギーかふん」が消えてしまうと、途端に「ポルターガイスト」のダメージ量が減少するとともに、相手の死に札が生きてしまいます。


加えてププリンの特殊能力「じっとみる」は、相手のベンチで働いている特殊能力を発動ターンのみ打ち消すことができます。

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そのため、ププリンを持つ相手のターンのみトレーナーロックが解除されてしまいます。
こっちにターンが返ってきたら「じっとみる」の効力がなくなるため、わるいラフレシアを立てているのにこっちだけがトレーナーロックという自分を縛るプレイングを課されてしまうわけです。


ベトベトンに対しては、ベトベターの段階でわるいゲンガーの「ひきずりこむ」で処理してしまえば問題がないです。
それでも、ベイビィに対してはほぼ確実に1ターンはロックを解除されてしまうのが問題です。

他のプレイヤーはロケット団の爆発ジム(ジム拡張1)+ゲンガー(化石)で処理してしまうロジックを採用している方もいらっしゃいます。
ここは好みが分かれるところです。

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【使用感】
最速でわるいラフレシアを立てることに全力を傾けているため、ほぼ3ターンにはロックが完了するように仕上がっています。
ロックが決まってしまえば強く、ワンパンしていれば勝てるというイージーゲームになります。

しかし一度でもロックを解除され、トレーナーカードをガンガン相手に使われてしまうとわるいゲンガーで戦わればならなくなるほど追い詰められます。

加えて、こちらはエリカでも最大枚数ドローしてしまうため、山札切れも考慮しなければなりません。
オーキドはかせでトラッシュに送ったカードを回収するのに、惜しむことなく夜の廃品回収(R)を使いましょう。
加えて、ポルターガイストゴーストラインが数揃わないと殴ることができないため、ここにも気をつける必要があります。

お花が咲くことで相手のねじ伏せるか、お花が咲くことなく殴り負けてしまうか。
白と黒がはっきりと分かれる、そんなデッキだと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。