ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

ドードリオカイリュー

どうもこんにちは!

あさりのみそしるです。

 

今回は5/21(火)にカードシークレット池袋店にて行われた旧裏対戦会(=大会じゃなかった)にて使用したデッキを紹介します。

 

 

まさかここにきて新殿堂レギュレーションの店舗イベントが開催されるとは思わなく、驚きが隠せなかったわけですが、今もあちこちで告知している方々の努力の賜物だなあと思うとともに、移転前の同店舗でお客として買い物した際、旧裏大会の運営について相談いただいたことを思い出しました。

 

今回は新規で用意するのも時間がなかったので、過去に使っていたデッキを今風にリメイクして持ち込むことにしました。

そこで発見したのがドードリオ(ジャングル)カイリュー(化石)と併せたカビゴン(拡張シート)。

作成当時はストライク(拡張シート)やヤミカラス(neo1)、ミュウ(コロコロプロモ)とサイドカードを進めながら相手を詰み盤面に持っていく戦術を用いていましたが、現行レギュレーションのシティリーグで同性能を持つカビゴンで良い成績を納めたことから、そのルートに特化させて組み直すことにしました。

戦績自体は2-1で勝ち越せたものの、回していく中で不要札も浮き彫りになったので、今回はそれを入れ替えたものを紹介します。

 

 

 

ポケモン

カビゴン(拡張シート)×1 ★★★★

ミニリュウ(neo4)×2

ハクリュー(第一弾)×1

カイリュー(化石の秘密)×2

ドードー(第一弾)×2

ドードリオ(ジャングル)×2

エイパム(neo1)×2

コラッタ(R)×1

ガルーラ(ジャングル)×3

ファイヤー(化石)×1

 

計:16枚

 

 

・トレーナー

オーキドはかせ×3

ウツギはかせ×4

マサキ×4

クルミ×3

ナツメの眼×1

ポケモン交換おじさん×4

ポケモン育て屋さん×4

夜の廃品回収×2

ポケモン回収×4

フジろうじん×1

ロケット団参上!×1

エリカの香水×2

ポケモンの笛×1

突風×2 ★★★★

いやしの野原×2

 

計:38枚

 

 

・エネルギー

炎エネルギー×5

 

計:5枚

 

 

 

 

◎デッキの回し方

序盤はガルーラをバトル場に置き、「こどものおつかい」にてドローしていきます。

ベンチにドードーミニリュウを出せるならば出し、できるだけ早い段階で進化できるようにします。

山札を確認できるタイミングでカビゴンがあるかを確認し、なければコラッタの「わるふざけ」でサイドカードから回収します。

 

中盤に差し掛かるタイミングでは相手のデッキタイプが粗方判明しているので、何を「とおせんぼ」するかを確定させます。

ドードリオコラッタといったサポートポケモンを優先的に縛りますが、難しければ、相手のデッキにエネルギカードが何枚採用されているかを予想して、足りなそうなところを狙います。

また、このデッキにはバリヤード(ジャングル)はほぼ刺さらないので、そこを縛っても良いです。

 

終盤はこちらの山札を引き切ってしまい、エイパムの「もちさる」で突風を回収し続けます。こちらの山札はエイパムのわざ処理によりコイントスが裏でも切れることなく、相手プレイヤーの方が先に山札が尽きる計算になります。

ここは現行レギュレーションと異なり、入替札を切らせての投了ではなく、あくまでもライブラリーアウトを狙います。旧裏でも相手の手札にあるトレーナーカードをトラッシュするトレーナーカードがあれば良かったのに。

 

上記のように動かすに当たって、このデッキでどのように準備すれば良いでしょうか。

カギとなるのがカビゴンエイパム、そしてカイリュードードリオになります。

 

基本的にターン始めはカビゴンがバトル場にいることになります。カビゴンのにげるコストは4とポケモンの中でもトップクラスのコストのため、バトル場からどけるのは非常に困難です。そんな時に役立つのがカイリューの特殊能力「かけつける」です。

この特殊能力によってカイリューがバトル場に出ます。カイリューのにげるコストは1。その1を帳消しにするためのドードリオの特殊能力「にげるサポート」になります。

古のコンボのおかげで、手貼り対象をエイパムに集中させることができ、延々と山札に戻っていきます。エイパムが退場したバトル場にはカビゴンが舞い戻り、再びロックすることができるわけです。

後は延々と相手の適当なポケモン縛りながら、「もちさ」り続けていれば、基本的に山札が切れることはありません。ベィビィポケモンを誤ってバトル場に出してしまったら、己のコイントスを信じてください。

 

 

◎カード個別解説

カビゴン(拡張シート)

元祖「とおせんぼ」。

以降のシリーズでもほぼ同テキストでリメイクされ、カビゴンLOというデッキタイプを作り上げるまでになりました。

BWや剣盾シリーズでは、デデンネGXやネオラントVを引っ張ってきて縛り続け、その間に色々とコントロールしていきますが、旧裏(新殿堂レギュレーション)のカビゴンは、大体ポケモンぎゃくしめいで4回ほどベンチ下げられます。言い換えると、4回下げられてから勝負を開始します。

対ピクシー戦だと、わざをコピーされると3回できぜつするので、一回も宣言したことないけど(カビゴン側が)使われると嫌なわざ持ってるんだなあと再確認することに。

 

 

ミニリュウ(neo4)

第一弾とRとの3択ありますが、ダメージを与えることが目的ではなく、どちらかというと耐久(回復)できれば良いのでこちらを採用。

 

 

ハクリュウ(第一弾)

ミュウ(化石の秘密)の「たいかビーム」を意識してか1枚採用。

現行のデヴォリューションを受けすぎたのかは定かではありませんが、ポケモン育て屋さんがなくても進化できるようにしています。

逃げるコストが2なので、縛られたらめんどくさいので早急なカイリューへの進化をお勧めします。

 

 

カイリュー(化石の秘密)

元祖「かけつける」。

某旧裏を引っ張る人のアイコン。の割に使用しているところを見たことがないカードです。

 

このポケモンの特殊能力により、どんな特殊状態だろうがバトル場からベンチに下がることができます。

わざ自体使うことがほぼ皆無なので、特殊能力でバトル場に出て行って、ベンチに引っ込んでいく役を担います。

BWにおけるかるいしケルディオ の役割を果たすにあたり、デッキの採用枠を結構食うので用意するのが大変ですが、準備できると楽しいです。

最低限の2枚採用ですが、ベンチに2体置いておきたいポケモンです。

 

 

ドードー(第一弾)

逃げるコスト0かつHPの高いこのカードを採用。

 

 

ドードリオ(ジャングル)

元祖「にげるサポート」。

このカードのおかげでエネルギーをロスすることなく「もちさる」ことができます。

最近はポケモンぎゃくしめいのお供のイメージが強いですが、おそらく当初はカイリューとのコンボを推奨していたんだろうと思われます。

最終的な盤面はにげるコストはカビゴンをのぞいて0のため、1体いれば充分です。

もしドードリオが突風やポケモンぎゃくしめいで呼び出されてきぜつしたとしても、その分カビゴンが守れたと思えば良いので、ゆっくりと育てます。

 

 

エイパム(neo1)

このデッキがライブラリーアウトしないためのキーカードです。

 

従来(サンプルレシピとして掲載している)のカビゴンLOデッキは、相手をバトル場で縛って勝ち筋を無くして勝つというものでした。これは先にこちら側のデッキがなくなってしまうと負けに繋がるものでした。

では、ライブラリーが尽きないためにどうすればいいかを考えた時、1.クルミやウツギはかせといった手札を山札に戻して枚数を回復する手段、2.夜の廃品回収やタイムカプセルといったトラッシュから山札に戻す手段が考えられます。

しかしながら、2方法ともある程度までの回復しか見込めず、回復しきれないことがあります。

 

一方、エイパムは今でこそ採用されているデッキのほうが珍しいカードになっていますが、一昔前までは採用必須に近いカードでした。

ライブラリーアウト予防はもちろんのこと、ダウジングマシーン代わりにトラッシュにあるカードを1/2の確率で回収し、使いまわしていました。

 

一方はライブラリーが尽きるのを待ち、もう一方はライブラリーが尽きないようにする。

なので両者を併せてみました。

 

基本的に回収するカードは突風です。以前の旧裏界隈では、エイパムで回収するカードは夜の廃品回収が比較的多かったのですが、このデッキにおいては夜の廃品回収はあまり優先度が高くありません。突風でこちら側に脅威を及ぼさないサポートポケモンを呼び出し、延々と「かけつける」→「にげるサポート」→「もちさる」→「とおせんぼ」してるだけでよいのです。

 

 

コラッタ(R)

サイドにあるカビゴンや突風を回収するためのカードです。序盤の山札確認でカビゴンや突風が山札にある(=サイドカードとして存在しない)ことが確認できればベンチに出さなくて良いです。

 

 

・ガルーラ(ジャングル)

高HPのため、壁となるポケモンです。
本来この枠はベロリンガ(ジャングル)になるところですが、ミニリュウの欄でも記載したように、このデッキは相手にダメージを与えることがまずありません。
なので、別の壁ポケモンの採用を検討するところから始めました。

ベロリンガ→ラッキー(拡張シート)と試す中で、相手の動きを止めてターンを稼ぐよりも、こちらの展開を優先した方がコンセプトに合っていることに気が付きました。
そこで白羽の矢を立てたのがこのガルーラです。

わざ「こどものおつかい」によるドローによって、必要札を早く引き込むことができます。ウツギはかせ後にこのわざを用いることで最大8枚手札とすることができたり、相手のミニスカートやロケット団のおねーさんといったハンデスコダック(化石)やゴース(拡張シート)のトレーナーロックの意図を薄めることができます。

元々は何気なく読んでいたよしのんのデック備忘録からヒントを得たので、あのビルダーって、発想的な意味でもしかしたら今の旧裏界隈に必要なのかもしれません。

 

 

・ファイヤー(化石)

当初この枠はエリカのウツボット(1-0-1)枠でしたが、店舗対戦会でほぼ使わなかったのでこちらに変更しました。

 

現行のカビゴンLOのイーユイ枠です。エイパムループしつつ、相手の山札が1枚になったタイミングで「やまやき」して勝利を得ます。

私がベスト4になれたシティシーズン1では、ファイヤー枠であったイーユイ抜きのカビゴンLOを使用していましたが、今のカビゴンLOは能動的に山札をトラッシュさせるカードが必須になっているため、採用してみました。

 

今後どこかのタイミングで使用してみて、感触がなければ入れ替えになります。

 

 

 

・ドローソース(オーキドはかせ×3ウツギはかせ×4マサキ×4クルミ×3ナツメの眼×1)

このデッキは基本的に山札を引き切ったうえで、デッキの中身をエイパム・エネルギー・突風に固定するところから始まります。

 

なので、基本的に何も考えずに引き切ってよいです。夜の廃品回収を1枚残しておき、カイリュードードリオがきぜつしたとしてもリカバリーできるようにしておきたいくらい。

 

どのデッキにもクルミを4枚採用必須としているのは、オーキドはかせでトラッシュしたくないカードを山札に戻すと山札の枚数が残1枚の時にクルミを使用することで、1枚ドロー→2枚山札に戻し、実質的に山札の枚数を回復させる(1枚→2枚)ことが目的です。

ただ、このデッキにおいてはエイパムによって山札が切れることがなく、仮にトラッシュしてしまったとしても、「もちさる」でいつかは回収できると踏んでいるからです。

もっとも、手札に抱えておきたいカードが突風くらいなのですが。

 

とはいっても、ガルーラ込みで縦にドローするカードが多めなので、オーキドはかせは3枚にしています。

 

 

ポケモン交換おじさん

早い段階で盤面を作りたいので、交換おじさん4枚構築にしています。

店舗対戦会時は月の石と礼儀作法を試していましたが、月の石はドローカードを多めに採用しているおかけで困らず、礼儀作法はたねポケモンが多いデッキなので手札に現時点で不要なたねポケモンが多く、カビゴンをサーチすることができませんでした。

なので、ポケモンサーチカードはこのカードに統一しております。

 

 

ポケモン育て屋さん

4枚は過剰な気がしなくもないですが、進化できずにカイリューとそれに付随するカードが手札に溜めりすぎるのもよくないのでこの枚数にしています。

このカードを3枚に減らし、ハクリューを2枚にする手もありますが、ここは要検討。

 

 

・夜の廃品回収

必要最低限の2枚。

ここでいう必要最低限とは、1枚は何かしらで使用するのと、サイド落ちを考慮しての2枚です。

序盤~中盤できぜつしたドードーミニリュウ、オーキドはかせに巻き込まれたエネルギーやエイパムを回収するのに使用します。

山札回復の用途では使用しません。

 

 

ポケモン回収4フジろうじん1

中盤以降役割を終えたポケモンをベンチから退けたり、終盤における負け筋を盤面からなくすためのカードです。

 

ガルーラやコラッタは終盤には役割が不要になります。

一方で、ファイヤーは終盤から役割があり、序盤は不要です。

これらをかみ合わせるために場から回収します。

 

フジろうじんは序盤~中盤に使う意識です。終盤はむしろ山札に不要札が返ってしまうだけなので、デメリットしかありません。むしろフジろうじんは自由枠になりそうです。

 

 

ロケット団参上!

コラッタと合わせて、サイドにあるカビゴンや突風を回収するためのカードです。

山札確認のタイミングでカビゴンや突風がサイドカードにないことがわかれば、このゲームにおいてほぼ仕事がないため、トラッシュに送って結構です。

 

 

・エリカの香水

魅惑のポフレ(エクストラレギュレーション)でリメイクされたカードです。

相手が手札に抱えているたねポケモンベイビィポケモン)をベンチに強制的に出させます。

カビゴンを意識すると、相手は「とおせんぼ」を警戒して負け筋になるポケモンを出すことはありません。手札に溜めているか、トラッシュに送ります。

それらのポケモンをベンチに出させて、突風にてバトル場に出させ、カビゴンでロックします。

ウツギはかせ後の手札が多い時がねらい目なので2枚採用しております。

 

 

ポケモンの笛

やまびこホーン。トラッシュに送ったたねポケモンをベンチに出させるカードです。

手札よりトラッシュからサルベージする機会が少ないので1枚採用しています。

 

 

・突風

相手が不意に出した(出させた)こちらにあまり不利益にならないカードをバトル場に出させるためのカードです。

上述のエイパムの「もちさる」の関係上、ベイビィポケモンは出せないのでそれ以外のポケモンを選択します。

こちらのバトル場にい続けるのがカビゴン(超抵抗持ち)なので、ナツメのケーシィやバリヤードはお客様で、あとはサポートポケモン(要は特殊能力の良さやプレイヤーにかかるわざで採用されているカード)のドードリオコダックを縛り続けるのがよいです。

新殿堂レギュレーションの殿堂ポイントはだいたいポケモンぎゃくしめい採用型ならば4枚、突風採用型ならば2枚までがデフォルト採用なので、これらに加えてポケモンいれかえやワープポイント、ポケモン回収といった入替札の枚数に注意し、カビゴンロックが切れても再度縛れるように、突風を使用したら早めにトラッシュから拾っておく必要があります。

 

 

・いやしの野原

低ダメージでも蓄積したらいつかはカビゴンがきぜつしてしまうため、このカードで回復を試みます。

相手の抵抗力低下ジムを割るためにも使用していきたいところです。

 

 

 

◎不採用カード

・エリカのウツボット(ライン)

ポケモン育て屋さんが複数枚採用されていることと、半永久的に突風と同効果が使用できるため採用しましたが、にげるコストが2のため、ドードリオ込みでも1枚手貼りする必要が生じるため、なくてもよいと判断しました。

 

 

・ストライク(拡張シート)

元々のコンセプトは、序盤はストライクでサイドカードを取得し、後半にカビゴンロックを決めるものでしたが、コンセプトを絞ったため、抜けました。

 

 

カイリューANAプロモ)

終盤にエイパムループする際、半永久的にデッキを引くことができ、毎ターン「もちさる」を使用するロジックにしていましたが、「トランスポート」の効果が手札のカードを山札の上に置く効果(ヤレユータンの「さるぢえ」)のため、山札を引き切ることができないためコンセプトから外れました。

 

 

・エリカ

ドローできるものの、相手がドローソースを使用せず手札が補充できる=ウツギはかせで戻るカードの枚数が増えるだけなので、採用を見送りました。

 

・月の石

カイリュードードリオにサーチできるのは良いのですが、それよりも山札を引き切ってしまう方が優先的であることに気が付いたため不採用となりました。

 

 

・礼儀作法

カビゴンエイパムといったたねポケモンにアクセスできるのはよいのですが、手札に今出したくないたねポケモンがあると死に札になってしまい、行った3試合でほぼ死んでしまっていたため不採用になりました。

 

 

ポケモンマーチ

お互いにたね(ベイビィ)ポケモンをサーチできるのはメリットはあるものの、ベイビィポケモンを選択される、ベンチスペースが意図しない結果で埋まるといったデメリットの方が多かったので不採用に。

 

 

・ラジオ塔

山札を確認して、不要札ならばコラッタの「わるふざけ」でサイドに送れる使い方があるものの、いやしの野原の効果を優先したく、使用することがなかったので抜けていきました。

 

 

 

◎不利デッキについて

基本的に特殊能力に依存するデッキなのでベトベトン(化石)が採用されているデッキはまず勝てないです。

また、こちらのコンセプトが「山札を引き切ってるループ」するなので、ニセオーキドはかせ+くすぐりマシーンが採用されているデッキも不利寄りと考えています。

あとはベイビィを壁にされると厳しいので、ベイビィポケモン多投型のわるいクロバットカビゴンが一撃できぜつする火力のデッキ相手は追いつけないかと。

 

ポケモンぎゃくしめい多投型も厳しいのではないかと聞かれますが、一概に厳しいとは感じておりません。

わるいオニドリルのように、高火力+ポケモンぎゃくしめいでこちらのポケモンがきぜつし続けると厳しいですが、きぜつしないでサイドが進まないならば、入替札の残数と勝負になります。

 

ポケモンぎゃくしめい多投型環境に疲れているならば、こういったコントロールデッキを握ってみてもよいのではないでしょうか。

 

 

 

◎最後に

久しぶりに旧裏でデッキ組んでみて、対戦してみて面白かったです。

温故知新の逆ですが、コントロールデッキを形にできました。

継続的に旧裏を触れる環境からは離れましたが、また機会があれば参加したいと思います。店舗対戦会みたいだったので、店舗対戦会だと嬉しいな。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。