ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

KG型スライ ~SMB2019 4月本戦使用デッキ~

杉並殿堂の伝道者達のアイディアを凝縮した、
新しい切り口のスライデッキである!!

2019年04月27日 SMB2019 4月予選で使用したデッキの紹介です。

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KG型スライ ~SMB2019 4月本戦使用デッキ~(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)
(※ ★が殿堂ポイントを表しています)

ピカチュウ(拡張シート)×4
ライチュウ(化石の秘密)×1
ライチュウ(Neo3)×3
ビリリダマ(R)×1
ビリリダマ(拡張シート)×2
マルマイン(第一弾)×2 ★★★★
ヤドン(R)×2
ヤドラン(化石の秘密)×2

計:17枚


【トレーナー】
オーキドはかせ×4
ウツギはかせ×4
マサキ×2
ポケモン交換おじさん×2
リサイクル×3
夜の廃品回収×2
プラスパワー×4
ポケモン回収×2
まきちらせ!ベトベトガス×2
突風×2 ★★★★
エネルギースタジアム×1

計:33枚


【エネルギー】
雷エネルギー×10

計:10枚



SMB2018がキングドラベトン優勝で終わったことを受け、
これに勝ちうるデッキを作らないと本戦の権利は得られないと思ったあさりさん。


そこで白羽の矢を立てたのは、キングドラに強く出られるNeo3ライチュウと好きなタイミングで加速できるマルマイン(第一弾)。
通称スライ(スーサイドライチュウ)と呼ばれる本デッキはサンプルレシピではドードリオポケモンジャングル)とポケモンぎゃくしめいを合わせ、好きなタイミングで相手の場のポケモンを呼び出して倒し、テンポをとるものです。


突風よりも殿堂ランクが少ないポケモンぎゃくしめいは4枚フル投入でき、逃げるコストはドードリオの「にげるサポート」でなくすことができますが、エネルギーをすべてトラッシュして80ダメージを与えた返しに、ダメージを負ってベンチに引っ込むと正直負け筋になりうる存在になります。
本戦の708さんが使用されたスライデッキをベースに抜き差ししていく中で、ドードリオ+ポケモンぎゃくしめいに代わるロジックが欲しくなりました。



それが本デッキのテーマである耐久です。



スライのスピードは確かに素晴らしいものがあります。
それでも、その良さを少しばかり減らして耐久性能に寄せる構築はもしかしたら面白いのかもしれない。
このような考えに至って参考にしたのがKG氏のひかるライチュウデッキです。
(参考レシピは見つからず)


SMB2018予選で対戦したなかで思ったこととして、
・ヤドラン(化石の秘密)でバトル場のライチュウのきぜつ確定数がずらせること
・「らいげき」でエネルギーを全トラッシュしたライチュウやヤドランといった置物はポケモン回収で場
 からどかすことができること
ディフェンダーも併せれば耐久値が上がり、90ダメージまで耐えられること
以上の利点がありました。



そして極め付けはライチュウ(化石の秘密)の採用。
4エネと重コストの割にはバトル場に30ダメージ+ベンチポケモン3匹に10ダメージずつ与えると軽ダメージですが、一度ベンチポケモンにばらまいておくことでプラスパワーの節約につながります。
現環境ではわるいポリゴンやベトベトンといったベンチにいて妨害するポケモンの採用が増加しているため、ベンチにばらまき→突風で速やかに処理することが可能です。
またはコラッタ(R)やオムナイト(化石の導き)に対して数回使えれば複数枚サイドカードを取ることも可能に。
ライチュウ自身もHPも90と高く、大体のポケモンに一撃で倒されないことも高評価。
ある程度ばらまきし、きぜつないしポケモン回収で回収してライチュウ(Neo3)の「らいげき」で狩っていくのが本デッキのメインプランです。



【主な動き】
1ターン目にピカチュウバトル場でベンチにビリリダマ(ともう1匹のピカチュウ)を置き「じゅうでん」
→バトル場にいるピカチュウに雷エネルギーが2枚。

2ターン目にライチュウに進化し、わざを使う。
ライチュウ(化石の秘密)に進化→マルマイン(第一弾)の「エネエネ」で4枚の雷エネルギーに。
 →「ギガスパーク」でバトル場30ダメージ+ベンチ3匹に10ダメージずつ。

ライチュウ(Neo3)に進化、わざを使う。
 →雷エネルギーを手貼りして「らいげき」で殴っていく。


ビリリダマは基本的に進化せず、2体目のライチュウがバトル場にいくタイミングでマルマインに進化します。
まきちらせ!ベトベトガス対策ににもなります。

ヤドラン(化石の秘密)でライチュウに乗ったダメージを移して確定数をずらし、必要に応じてポケモン回収します。




【カード個別説明】
ライチュウ(ライン)

4-3-1ライン。
Neo3ライチュウが多めですが、化石の秘密ライチュウと共存したいのでこのバランスで落ち着きました。
ピカチュウは「じゅうでん」一択。
自らエネ加速できるカードは偉いです。





マルマイン(ライン)
初手で並べたいポケモンなのでビリリダマは3。
マルマインは殿堂ランクがかかっているのでサイド落ち考えて2枚。
ごく稀に「エネエネ」してマルマインがわざを使っていきます。





・ヤドラン(ライン)
2-2で十分な枚数。
化石ではなくRヤドランなのは山札の確認ができるからです。
(諸説あり)





・ドローソース
大体いつもの。
場が完成してしまえば展開しなくても優位にゲームを進められるためウツギを積極的に使用していってもいいかも。
欲を言えばマサキがもう1枚あれば安定すると思われます。





ポケモン交換おじさん
ポケモンの種類がそんなに多くないのでこの枚数で不満なし。





・リサイクル
枠の関係上3枚へ。
まきちらせ!ベトベトガスやポケモン回収は現物が欲しい場面があったのでこの枚数ですが、何かしら枠ができるのならもう1枚欲しい。





・夜の廃品回収
マルマインを回収していきたい。
2枚あれば言うことなし。
リムーブ環境ならば3枚にしても良さげ。





・プラスパワー
きぜつへの確定数を下げるカード。
雑に強いのでフル投入。





確定数をずらすカード。
環境にいるルギアの「エレメンタルブラスト」やライチュウの「らいげき」できぜつされないようにタイミングを見計らって使用します。
ビリリダマに貼ってもよし。





ポケモン回収
「へんなこうどう」後のヤドランを回収したり「らいげき」後のライチュウを回収したり。
KG氏に使われた時のイヤらしさがフラッシュバックし、試しに使ってみたらしっくりきたので2枚。
大体1枚しか採用されていないと思われているので素で2枚目を使うとイヤな顔をされます。





・まきちらせ!ベトベトガス
ベトベトン対策カード。
スライの負け筋はベトベトンに「エネエネ」が封じられ、リムーブで剥がされ続けた時なので、
ベトベトンが出た状態でも優位に立てるように2枚。
サイド落ちもケアしつつ、リサイクルで使い回せばベトンを立てることを放棄するでしょう。





・突風
雑に強いしもっと入れたい。





・エネルギースタジアム
エネルギーの消費が激しいデッキなので夜の廃品回収含めてエネをトラッシュから持ってくる手段は多く用意しておきたいところ。






・エネルギー
10枚あれば安心。
本当は11枚入れたい。





【採用を見送ったカード】
・リムーブ禁止ジム
エネルギーリムーブがきついデッキのため一時期試していました。
エネルギースタジアムに変わっていきました。




他者の長所を基にデッキを組んでいく作業はあまりしたことがないため、
新鮮な感じでデッキ作成ができました。
私自身耐久デッキについてまだまだ理解が足りないため、ヤドランやタケシのキュウコンを用いた耐久ができるカードでより良い使い方ができるかを研究していきたいところです。

新殿堂レギュレーションでデッキの構築を始めて数年が経ちますが、まだまだ研究の余地があって楽しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。