ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

20180321チャンピオンズリーグ2018名古屋 大会前日までの様子

どうもこんにちは。
昨日行われた名古屋大会の記録を記すため、キーボードを叩いています。


今回、チームでの参加は5人。
リーダー(笑)であるゆうりちゃんと094さんの宮城メンバーに加えて、つなパンくんと無事に進路が決まって復帰したマサくん、そして私あさりのみそしる。


昨年の宮城大会と打って変わって、デッキの選択に迷いが生じなかった今大会。
むしろ「レアリティ警察」という自警団の厳しい検閲にあったため、デッキのレアリティを向上させるために経済的に困窮したことの方が苦しかったです。

そもそも今年度のデッキの推移としては、
新年早々にゆうり氏から電話で「ニンフLOが性格的にあってる」と言われたため、それしか握らないならフルレアリティに統一すればいいというところから始まります。

数回の試運転を重ね、ポケモンセンターで行われたリーグでも最終択まで残ることができて自信がついたものの、やはり30分の試合時間では勝ちきることができず。
どうしてもオドリドリ(バイタルダンス)を引っ張り出されて気絶されると、そのまま遅延されて負けてしまうのがほぼほぼでした。
あとはフェアリーエネルギーもUR仕様に統一したのですが、それをもってしてもやつからすると「準フルレアリティ」で、レアリティ警察の取り締まり対象だそうな。
真のレアリティは石油王しか組めないと思うので、来世は石油王に生まれたいと思います。
プレイング、金銭面の2方向でどうしたものかなあと考えていたところに、与えられたのがオンバーンダスト。


特殊エネルギーとグッズロックを選択できるこのデッキは、相手によってロック対象を変え、じわりじわりとサイドカードを取っていきます。
特にシティリーグで多く見られたルガルガンゾロアークデッキにはほぼ確実に負けない構築になっておりました。
許さんぞダブル無色エネルギー。
万が一イレギュラーで手貼りされようものならば改造ハンマーで叩き割ってやるぜ。


何度か対戦を経験していくうちに、私が使うオンバーンダストによる相性の悪いデッキが見えてきました。
まず第一に挙がるのがグソクムシャゾロアークデッキ。
グソクムシャ系統のデッキは1エネルギーという小コストで起動でき、かつ120ダメージが見込める非常に優れたワザです。
オンバーンのHPが200ということもあり、ほぼ間違いなく2発で気絶に追い込まれてしまいます。
ロックデッキの最大の弱点は「ロック状況が一度でも解けてしまうこと」です。
オンバーンGXのワザはダブルドラゴンエネルギーを絡めたワザ構成になっているため、ダブル無色エネルギーよりも高度な技術が要されます。
オンバットがドラゴンタイプならば・・・と全国のオンバーンGXファンは思うことでしょう。


グソクムシャならばまだ状況は5分5分です。
問題はゾロアークGXを相方に据えてたということ。
ゾロアークGXの特性「とりひき」によってカードドローが行われ、その結果アセロラグズマを宣言されてしまうのです。
そうすると、折角グッズロックや特殊エネルギーロックを行ったところで、オンバーンGXは倒されてしまいます。
なのでそれをオンバーン側がケアをするとするならば、フレア団のしたっぱもしくはプルメリで基本草エネルギーをトラッシュにした上で何かしらのロックを決めなければならないのです。
こちらとしてもオンバーンGXを2体用意しておきたい、しかしそうなるとエネルギーリムーブ機能は使えない。ジレンマです。
うちのチームではつなパン氏がグソクゾロを使用しており、何度やってもアセロラループでサイドをめくられてしまいました。
勝つにはサイドカード6-1からNで巻き返していくしかありませんでした。



続いてはマッシブーンGX系統です。
マッシブーンについては「エネルギーをトラッシュしてビーストリングを使用させなければオンバーン側が有利」と何処かの誰かが言っていましたが、そんなことはありません。
それがディアンシー◇の存在です。

あのポケモンが1体ベンチにいるだけで闘ポケモンの使うワザのダメージが+20になるため、ストロングエネルギーとちからのハチマキを組み合わせると+60になります。
マッシブーンGXの「ジェットパンチ」で最大1ターン目で90ダメージ飛んでくるのです。
そうなるといくら抵抗力を備えているオンバットもひとたまりがありません。
何度私のオンバットオンバーンGXになることなくトラッシュに送られていったことか!
サイドレースで差がつけられると挽回にかなりの時間がかかるこのデッキでは不利なマッチングだったと思います。


正直、環境トップはもとより安定して結果が見られるルガルガンゾロアークに対するケアを厚くした構築にしたため、マッシブーンでのケアまで手が届かなかった環境考察になってしまったとこが私個人の反省です。
その中でも土壇場の土壇場でフレア団のしたっぱを2枚に追加してリムーブ機能を尖らせたこと、「はかいビーム」のエネルギートラッシュよりも自身の身を守る「こうそくいどう」のオンバットにしたことについては判断が間違っていなかったと胸を張って言えます。


ここまでがデッキについて思うところです。
それでは時は少し戻って3月19日、僕らのチームに何があったのか、振り返ってみたいと思います。



カチッ カチッ
そろそろ日付が変わり、3月20日になる頃。
今頃は乾燥しながらも多少は暖かいバスの中で、期待に胸踊らせて浅い眠りにつくのだろう。
そんな当たり前なことを夢見ていました。



カチッ カチッ カチッ


長針と短針が動きました。
日付が変わった今、この瞬間ですらもバスがバス停に来ていません。



思えばこの旅はスタートから待ちぼうけをくらいました。
21時に改札前に集合と命を受け、トランクケースをガラガラと引きずって向かったものの、時刻に現れないチームメンバー。
アニメ版ジャイアンことリーダーはともかくとして、マサさんとは初対面なわたくし。
気心の知れた094さんやツナパンさんは前日入りせずに後で合流するため、いち早くマサさんとコミュニケーションを取っておかないと非常にまずい。
あと、まずいのが調整を依頼してデッキごとチームリーダーに渡していたため、万が一デッキをお家に忘れていたら大会への参加が危ぶまれます。




…。
……。
………。




結局、バスは予定時間よりも約2時間遅れ、その間にリーダーの有難いお言葉(カードのお値段のお話)を聞かされ、夜行バスが到着する駅周辺にいた熱々のカップルに嫉妬したかと思えば、お嫁さんがコツコツとお集めになられたアニバーサリーエネルギーと添えられたメッセージ(リーダー誕生日だったのです)を見て一気に惚気モードになったり。
これはいい手のひら返しだなあと思いました。(お誕生日おめでとうございます)


バスはバスで2時間の遅れを取り戻すかのごとくいいスピードで走るものだから、寝ようにも寝られなくなったあさり氏。
途中のサービスエリアでは運転手さんの状態を見るためにトイレ休憩に行ってました。

結局、定刻よりも20分遅れで名古屋駅に到着しました。
雨が降りしきる名古屋に降り立ち、名古屋駅にトランクケースをコインロッカーに預け、一度朝から営業している温泉に入ることに。
雨の影響でトランクが滑り、リーダーが指を負傷する事態が発生しましたが、命を取られたわけじゃないのでノーダメージということにしたいところです。




…。
……。
………。



前日入りした理由としては名古屋のカードショップを巡ることです。
開店時間と温泉から向かう最短ルートを確認し、上前津駅に降り立つ一同。
今回のルートとしては

ホビーステーション大須→ホビーステーション名古屋→イエローサブマリンまんだらけ→ダイスロール→トレカプラザ
としました。

近いところにホビステが2つあるのに疑問を抱きつつ、11時にまずは大須ホビーステーションへ。
ここの店員さん、おそらく池袋の大会の時にカード販売をしていた方だなあと思いながら色々と購入しました。
個人的にヤブクロンのミラーが手に入ったのが嬉しかったです。

このあと、ホビステ名古屋に向かったのですが、あるはずの住所に向かっても見つからなくて。
なぜか戦犯扱いを受けるわたくし。違うんじゃ、ホームページにはまだ記載があったんじゃ。
あとはダイスロールが開店時間になっても開かなかったのも個人的には高ポイント。
まずダイスロールにたどり着けなくて責任を負わされ、ナビゲーターとしての立場が危ぶまれました。こんなはずでは。
google mapに翻弄されたのかしら?
それとも夜行バスで寝られなくて脳処理が追いついていないのかしら?
雨足が強まった昼間には「帰って布団で寝たら10時間は軽く寝られる。ルーラ使えないかな」って思ってました。


それにしても名古屋のカード屋さん、過去レギュレーションのカード安く販売してますねえ。
ダイスロールの店員さんとお話しましたが、東京や大阪よりも圧倒的に安い。
カード人口が少ないなどの理由があるみたいですが、私みたいな過去レギュレーションが恋人みたいな人間にはよだれが止まらねえぜ。。。
優良カードをたっぷりと購入させていただきました。




…。
……。
………。


094さんとツナパンくんと合流して宿に着き、夕飯を食べてここから最終調整。
わたくしのオンバーンダストも最後の調整を決めました。


アズサ2フレア団のしたっぱ1→アズサ1フレア団のしたっぱ2
はかいビームオンバットこうそくいどうオンバット


理由としてはやはりグソク系統とマッシに少しでも有利にするためです。
基本エネルギーでも1枚剥がし、ロックするだけでリカバリーを遅らせることにつながると思いまして。
そもそも最初の構築ではリムーブ系サポートは3枚だったので、基本に戻したというのが正しいのかもしれません。

オンバットについてはHP50にしてでも生き残る可能性にかけたこと。
はかいビームしてエネルギーをトラッシュしたところでワンパンされてしまえばそれまで。
それならば10ダメージ与えたところで無敵になった方が良いと思ったのです。


そんなこんなで対戦とデッキ登録を完了させた午前2時。
やっと就寝となった我がチーム。
明日は果たしてどんな結末になっているのやら。
マッシブーンやメガサナ相手に練習していないけど本当にそれでいいのか我がチーム。
期待と不安、そして隣にいる陰獣への恐怖が入り混じる中、名古屋の夜は更けていくのでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。