ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

現代における旧裏デッキの必須カード

どうもこんにちは。オフ会が終わってから更新が滞っており申し訳ありません。
オフ会での惨敗を踏まえてデッキを改良しつつ、新デッキの構築を行っておりました。
完成した暁にはブログで公開したいのですが、いかんせんテストできずじまいでして。
自分一人で回すのと、実際に対戦するのでは大きく異なりますしね。
やりたいことがうまく決まらないのが常なのです。


さて、今回は旧裏における必須カードに焦点を当てて紹介していきたいと思います。
この内容については他のブログ様でも取り扱っている内容ではありますが、
最近では関東でも旧裏の人気が再燃しているのと、
他プレイヤーより遅れをとっている自分が見た内容を更新できればいいなという意図でお届けします。



そもそも新裏と旧裏の大きな違いとして、
①トレーナーカードが使い放題(新裏はサポーターカードは1ターン1枚)
②先行ドローなし・攻撃可能(新裏は先行ドローあり・攻撃不可能)
があります。


これにより、先行でゲームを始めるプレイヤーが有利になるのです。
特に1エネで20ダメージを確実に与えられ、プラスパワーなど打点を上げられるカードを駆使すれば
1ターンキルも夢ではなくなります。
特に現在の環境ですと(ベイビィポケモンを含む)たねポケモンは8枚~となっており、
初手に来るたねポケモンは1枚~2枚の割合が多いです。




1ターンキルを防ぎ後行のターンが到来する、そのためにベイビィポケモンを投入するのも常識。
インターネット上で公開されている有志の新殿堂ランクに則ってデッキを構築する場合、
ベイビィポケモンのスキルが強力すぎるため、ほとんどが制限に加わっているため、
制限ランク外のカードは限られてしまいます。
その中でも1エネでダメージを与えられるピチュー(イントロNeo)ブビィ(イントロNeo)
入手方法が困難であることも重なって希少となっております。

また、コダック(化石)を筆頭とした、わざによるロックデッキを50%の確率で失敗させる
(=ロックを回避できる)ことも狙いです。
トレーナーロック、進化ロック、特殊能力ロックを駆使するプレイヤーは早いターンから
行動の規制を狙います。そのため、1ターンでもロックが遅れると致命的になります。

それと忘れてはいけないのが逃げるコストがないこと。
1ターン目を凌いで2ターン目からはベンチに逃げる。
その後バトル場のポケモンが倒れた際にはとりあえず場に出し、
山札から引いてきたカードを確認して次の行動を考える。
この「とりあえず」ができるのも強みです。


殿堂ランクを割くことなくダメージを与えられて、その上相手のわざを回避できる、
この点でピチューやブビィは他のベイビィポケモンより秀でていて、
需要の高まりと市場における商品の無さと相まって価格が高騰しております。
私が見た中では、ピチューが2000円でオークションに出ていたことがありました。
ブビィとピチュー、能力に差はないのですが、雷は闘が抵抗力を有しているため、
ブビィが採用されることがほとんどです。


ベイビィポケモンまでいかないが、高い確率で採用されているのがコラッタ(R)
このカードは、私が最近旧裏に復帰するまでは見向きもしなかったカードです。
なぜこのカードが必須カードに上がるのかを述べたいと思います。


サイドカードから山札にカードを移動できる特殊能力
特殊能力『わるふざけ』はサイドカードの1枚と山札の1番上のカードを交換するというもの。
この特殊能力は一見すると運試しのように感じられるかもしれませんが、
ロケット団参上(R)等でサイドカードを確認した上で特殊能力を使えると実質的に欲しいカードを
次のターンで引くことができるのです。

例えば手札にドローソースがなく、手詰まりな時。
打開するためのカードを呼びこむためにドローソースを山札に持ってくることができます。
ここから派生するコンボとしてコラッタロケット団参上+ミニスカート(第一弾)があります。

こちらは
ロケット団参上で予めサイドカードにドローソースがあることを確認
②ミニスカートでお互いのトレーナーカードを山札に戻す(トレーナー喪失)
コラッタの「わるふざけ」でサイドカードのドローソースを山札に移す

これにより、自分だけはデッキを加速させて、場を整えることができます。
旧裏は特に早めに場を整えないと一気に攻めこまれてしまうため、相手が事故れば儲けものです。

また、わるいラフレシア(R)プテラ(化石)ベトベトン(化石)のように
デッキのキーカードを早めに手に入れることもできます。
個人的に1枚しか入らないカードはサイドカードが大好きなようで、
よくサイドで眠っていることがしばしば。
そのため、コラッタで山札に呼び戻す必要があります。


②貴重な逃げるコストなし
上述のベイビィポケモンと同様。
自由に逃げられるのは偉大なのです。


③1エネで最大20ダメージ。そして超抵抗。
コイントス次第では20ダメージを与えるアタッカーにもなりうるカード。
場が硬直した試合で軽快にダメージを与えてくる姿に、恐怖すら覚えることもしばしば。

ただし、ベンチをフルに使ったデッキ(錯乱ドンファン、やみのちからゲンガー)では
よくベンチスペースを圧迫する要員になることも。
可愛そうですが、コラッタには鮮度というものがあるかもしれません。


ここまでポケモンについて触れて書きました。
他にも1ターンキルを担うカードやロックカードなどありますが、
ほぼすべてのデッキに収録されるか?と聞かれれば答えはノーなので省力したいと思います。
しかし、カスミウィニーやバクフーンなどのデッキを見ると、1ターンキルのデッキのほうが
流行りであると推測できます。
HPが高く、逃げるコストも1つで1エネで眠り状態にすることができるラッキー(拡張シート)
ラプラス(サザン)も1枚忍ばせるのも手ではないかと思います。

それでは次はトレーナーカードをご紹介します。


・トレーナーカード

旧裏の魅力はなんといってもトレーナーカードが1ターンに無制限に使えること。
そのため、いかにしてドローカードで山札を引き、遅くても3ターン目に
デッキのコンセプトを実行できるかがカギになります。

関西でしばしば行われている旧裏オフ参加者のデッキを(公開されている範囲で)見てみると
以下の様な内訳になっています。

・オーキドはかせ:4枚
・マサキ:4枚
・ウツギはかせ:3枚
クルミ:3~4枚
・ナツメの眼:2~3枚
ポケモン交換おじさん:1~2枚
ポケモン育て屋さん:1~2枚
・礼儀作法:1枚
・夜の廃品回収:2枚
・まきちらせ!ベトベトガス:1枚
・ワープポイント:1~2枚

・突風:★★
ポケモンぎゃくしめい:★

ドローソースは大体皆様共通の内容、枚数。
ただし、最近ではマサキの枚数を2枚まで減らすデッキも中には登場しており、
どういう意図があってのことなのかは不明なので、今度聞いてみようと思います。
各デッキのバランスがありますので、いろいろとお試し頂いて見るのが良いと思います。

私個人の使用感ですと、オーキドはかせで手札にあるキーカードを捨ててしまうのを避けるためにマサキの転送装置(Neo1)カツラのクイズその2等トラッシュに捨てずに手札の枚数を増やすドローカードを投入するデッキを使用していましたが、どうしてもコインや相手依存だと思ったとおりの流れにうまく行かず、カードを引きすぎてライブラリーアウトになったり、手札事故が起きたりしますので、ウツギはかせ(Neo1)はデッキに入れておくと安定すると思います。
ただし、ウツギはかせ使用後はターン終了時までトレーナーカードを使用することができませんので、ご使用は計画的に。

個人的に思い入れのあるまきちらせ!ベトベトガス(R)は1枚指しておくと便利。
ロックカードを1ターンでも無力化できれば、勝機をつかむことももしかすると…。

殿堂ランクを割いて投入されがちなのがポケモンぎゃくしめい(Neo1)突風(第一弾)
やはりベンチで育てているポケモンやキーカードにつながるたねポケモンを速攻でトラッシュ送りにするカードは強力ですね。


次点では相手もカードを引けてしまうけど3枚カードを引けるエリカ(ジム拡張1)もおすすめ。
相手の手札を増やす=相手の場の展開を加速させることにつながりますが、それを逆手に取ってゴースト(拡張シート)の「ポルターガイスト」の威力を上げることができます。
逆に言えば、相手の場にゴースがいて、エリカを使ってきたらカードを引き過ぎないように注意しましょう。
思いがけないダメージを被ることになります。
そうでなくても、相手にカードを引かせすぎるのが嫌であればにせオーキドはかせ(第一弾)も投入すれば問題が解決します。

殿堂ランクを割くならにせオーキドの逆襲(R)もあるのですが、どうしても上記のようにドローソースが複数、しかも無制限に使用できると考えるとあまりおすすめはできません。
ドローソースを約16枚と仮定して考察してみます。
全体が60枚ある中で初手の手札からポケモンを1~2枚場にセット(60-2=58枚)し、サイドカードで6枚並べ(58-6=52枚)て、ゲームが始まり、先行1ターン目で相手ににせオーキドの逆襲を使われたとします。
すると、4/52=1/13の確率でドローソースが手元に来ます。ドローソースがサイドにすべて置かれなかったと仮定すると、4枚ひくため、36/52×35/51×34/50×33/49より、99/455。これがドローソースが手札に1枚も来ない確率。
1-99/455より、356/455がドローソースが1枚以上手札に来る確率。つまり約78%の確率でドローソースが手元に来ます。
(8/28 記述ミスのため修正しました。おそらくこれで合っているはずです)
これが仮にナツメの眼(ジム拡張2・ナツメスターター)クルミ(Neo1)ならまだ事故る確率がありますが、他のドローソースならリカバリーされるのが可能です。
そのため、コダックでトレーナーロックでもしないと厳しいかと思います。


それと主に2エネのわざを駆使して攻めるデッキに1枚あると便利なのが学習装置(Neo4)
わるいマタドガス(R)ストライク(拡張シート)などのデッキには投入させるのを目にしました。
私自身、わるいリングマ(Neo4)をメインに据えたデッキに入れていましたが、エネルギーがなく育っていないわるいリングマが、手貼り+学習装置での移行エネルギーの2エネルギーでわざを使えるようになりました。
デッキ内におけるエネルギーの枚数を削ること、相手プレイヤーはベンチポケモンを意識して戦わなければならないという利点があります。

R団参上(R)は上述の通りですが、わるいラフレシアによるトレーナーロックにおいてコラッタとコンボがあるなあと思いました。
どうしてもトレーナーロック下ですとポケモンをサーチすることが困難です。
それこそ、わるいハクリュー(R)キョウのポッポ(ジム拡張2)でサーチすることは可能ですが、デッキスペースを取ってしまいます。
そこで、ロケット団参上で表になっているサイドカードにあるたねポケモンや進化ポケモンを「わるふざけ」で交換することで、次ターンにほぼ確実に手札に加える事ができます。
もっとも、わるいヤドキング(Neo4)等のように相手の山札に干渉してデッキをシャッフルしてしまうとそれまでですので、そこは状況を見て行って下さい。


昔(旧裏がまだ発売していて全盛期)はパソコン通信(第一弾)の人気が強く、シングルでも高額になっていましたが、現在は新殿堂ランクが★★(2/8)となり、スペースがあれば投入という形になり人気に陰りが見られます。
脱・パソコン通信のデッキ構築、そしてプレイングができるようになれば素晴らしいです。



自分なりのメモと気づいたことを兼ねての記事でした。
エイパム(Neo1)に焦点が集まったりと新たな発見のある旧裏事情。
また新発見により必須カードが変更されるかもしれませんが、その発見を楽しみにしつつデッキ改良を行っていきたいと思います。