ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

ミュウツーVUNIONを握ったわけ〜フワライドカップに行ってきました〜

暑い日が続きますね。あさりのみそしるです。
今回はフワライド杯で使用したミュウツーVUNIONを使ったわけを記載していきます。

 

 

 

ミュウツーVUNIONとは

4券がトラッシュに存在する時、ベンチに出すことができるカードです。

そのため、戦術としてはいかに早く4券をトラッシュに送り、育て始めるかがキモになります。

 




現在のソードシールドレギュレーションでは、山札からトラッシュに送るカードはバーネットはかせやそっくりベルくらいしかなく、実現は夢物語かと思っていましたが、海外の大会でLOというかたちで結果を出したのを見て、これはぜひ組みたいと思って練習を始めました。


2022 North America International Championships 3位入賞デッキ


この練習の間で、自分のプレイスタイルに合うものとそうでないもの、既存レシピよりも優先して採用したいものが出てきました。
特に安定性とLOの速度は悩ましいところで、地元のジムバトルで試行錯誤を繰り返したり、対戦相手にカードを使うタイミングが適切だったかどうか等を確認しました。
ミカルゲインテレオンに関しては逆立ちしても勝てないので切ることにしましたが、チームメイトのアルセウスV+ジュラルドンVMAXデッキやミュウVMAXデッキ、パルキアデッキと回してみて、してはいけないプレイングと行ってよいプレイングの取捨選択をしました。



その結果として、当日は以下のレシピで臨みました。



ポケモン
ミュウツーVUNION×4
ガラルニャース(しんかのおたけび)×1
カビゴン(くいだめ)×4
ミルタンク×2
イベルタル×1
ナマコブシ×1
イエッサン×1

計:14枚



・グッズ
回収ネット×4
クイックボール×4
ハイパーボール×4
ツールジャマー×1
ビックパラソル×1
ともだちてちょう×2
クラッシュハンマー×4
トレッキングシューズ×4
ポケギア3.0×2
エール団の応援タオル×1

計:27枚



・サポート
シャクヤ×2
博士の研究×2
ボスの指令×1
アスナ×2
エール団の応援×1
シマボシ×2
モノマネむすめ×1
ポケモンセンターのお姉さん

計:12枚



・スタジアム
ガラル鉱山×1

計:1枚



エネルギー
超エネルギー×3
ツインエネルギー×3

計:6枚



◎当日のマッチアップ
ゾロアークVSTAR+いちげきソーナンス+ゲンガー(超軸)2-5 時間切れ じゃんけん○ チーム○
キュレムパルキアヤレユータン 0-6 × チーム×
パルキア+インテレオン 0-6 × チーム×
・ミュウVMAX 0-2 ○(お相手投了) チーム○
・凱式パルキア 4-5 時間切れ じゃんけん× チーム×



◎思考整理
元デッキとの比較

OUT
イベルタル×1
ガラルニャース×1
タフネスマント×1
コック×1
カゲツ×1
セイボリー×1
ローズタワー×1


IN
イエッサン×1
ポケギア3.0×2
エール団の応援タオル×1
モノマネむすめ×1
ポケモンセンターのお姉さん×1
ガラル鉱山×1



何度か回しているうちにカゲツの使用頻度が極端に少ないことに気が付きました。意識的に使用することを避けているのではなく、やることがないターンにとりあえず使ってみる、いわば「ひまこうさく」チックな使い方にとどまっており、カビゴンの「くいだめ」で引く枚数を阻害してしまうこともあったため、この枠から見直しを図ることに。


イベルタルに関しては新弾バトルでのテスト時から2枚から1枚に減らして試用していましたが、本大会が発売前のロストアビス環境を使用できたため、一定数ギラティナV STARが増えるため、相対的にミュウV MAXの使用率も減るのではないかと予想しました。
結局、当日のマッチアップやチームメンバーが対戦したデッキを見てもミュウと対戦したことが私以外なく、この読みは当たりました。


タフネスマントはミルタンクに貼って、「けちらす」の使用回数を向上させる狙いがあると理解したのですが、主にミルタンクが厳しい相手がインテレオンであり、「アクアバレット」を耐えたところで相手側のベンチが絞られていれば突破することが困難になります。故にこの枠は別カードになると判断しました。


ガラルニャースとセイボリーは数度の大会参加や練習を経て抜くことを決意しました。ガラルニャースはプレイング次第で1枚あればよく、サイド落ちしてもシャクヤで回収すればよいためです。むしろこの枠を安定してサーチできる枠に充てられることで、しっかりと下地をつくることにつながりました。

セイボリーは主にレジ系統やパルキア(主にインテレオンライン)を見るために採用していましたが、ミルタンクを見せている以上そこまでのシナジーがなく、ただの3ドローカードに成り下がっていることがしばしばでした。
それでも、パーツを抱えての縦に引けるカードの存在が強力なのですが、チームメンバーであるフローズンという者が本当にそのカード要るかどうかを尋ねてきたときに強さを正確に述べることができなかったため、一旦の見直し枠となりました。


ローズタワーは強力なのですが、だいたいが「くいだめ」後の手札なのでそこまで有効活用ができず、ドロー周りを見直す段階で抜けていきました。
コックは単純にSRを所持していなかったため。一応ガラルマタドガスに負わされた毒を治すって意味合いもあり、ポケモンセンターのお姉さんで代用しました。ふうせんなどミュウツーVユニオンを場からどかすカードが採用されていないので、状態異常はこのカードで治すことになります。
この2枚は最後の最後まで悩んだカードになります。


次に悩んだことを。
ミュウツーVユニオンを使ううえで、①「ちょうかいふく」でLOに持っていくことを軸に②クラッシュハンマーやアスナを使い、エネルギーを枯渇させて投了を狙う③ボスの指令+ガラル鉱山で適当なポケモンを縛り、「サイコプロージョン」で脅威になるポケモンを狩る。④相手の山を能動的に削るきる。
上記の3つのうち、何を重視するかということです。①を第一に考えるとして、②から④までの何を重視するかに頭を悩ませていました。

今回は②と③を優先することにして、④は採用を見送ることにしました。もし④を採用する場合、野盗三姉妹を複数枚積むことになります。


野盗三姉妹は確かに強力のカードでしたが、終盤になるとシマボシもしくはポケモンセンターのお姉さん、エール団の応援を使用することが多く、野盗三姉妹を打てる余裕を持つことができませんでした。むしろ、サポ権を使用しない回復カード(エール団の応援タオル)の枠をねん出するために一度は採用されていたこのカードをあきらめることにしました。



◎カード個別解説
元デッキと異なる部分について記載。


・イエッサン
第5のカビゴン枠として採用しました。
このデッキを使うにあたって、「ほしいカードがなかなかひけない」「超エネルギーの針先に困る(=トラッシュに送りたいため、きぜつされないと無駄に回収ネット打つ羽目になる)」がありました。
チムアチャが世界大会でヤミラミの「ファストハント」を使用していたことから、同様の効果を持つカードが何かないかと当日朝に検索かけたところ、ヒットしたのがこのイエッサンでした。


 

 

原作デッキからイベルタルとガラルニャースが抜けたことによりナマコブシスタートする確率が高くなったこともあり、このカードの発見はありがたかったです。
当日朝9時半に発見した(朝10時過ぎに地元駅集合だと思っていた)ため急いで印刷したところ、黒インクの残がなかったため、スカスカのプロキシになりました。案の定テキスト確認をされたわけですが、黒字がはっきりしないため読みにくくてすまんなってなっていました。

使用感とすれば、4戦目のミュウをこのカードでスタートすることができ、先行でベンチにカビゴンが置け、ボールはないものの回収ネットと基本超、ツインエネルギーがありました。
「スマートサーブ」でイベルタルをサーチして番を返したところ、お相手がカミツレのきらめきからイエッサンを倒してくださったため、回収ネットからイベルタルを出してエネルギーを枯渇させて投了をいただくことができました。

 

エネルギーさえ貼れれば山札の確認兼カードサーチすることが可能ということもあり、カビゴンとの住みわけもできたため、大会前に発見できてよかったです。



・ポケギア3.0
主に中終盤に使いたいサポートを山から引くためのカードです。大体ポケモンセンターのお姉さんかアスナに使用しました。
どうしても回復が間に合わない相手(ジュラルドンV MAXとか)に対して、ポケモンセンターを使いたい瞬間が訪れます。しかしながら、縦引きができる可能性があるのはナマコブシのみ。到底確立としては低いものです。
その時にこのカードを使用して引いてきます。

もちろん序盤からサポートを握るために使用するのも良いのですが、できれば終盤まで取っておきたい1枚です。この枠はテクニックでどうとでもなる部分ですので、回復できるサポートの2枚目にしたり自由枠として考えてみてください。



・エール団の応援タオル
終盤にどうしても別のサポートを打ちたい+回復したい瞬間が訪れます。
その際にどちらかしかできずに押し切られて負けることが多々あったため、何かないかと前日にトレーナーをまとめたボックスを見ていたら発見したのがこのカード。
ミルタンクくらいしか能動的に殴るポケモンはいませんし、相手を回復させたところで痛くもかゆくもありません。むしろすごいきずぐすりでエネルギーを失ったりすることの方がデメリットとしては大きかったです。
ポケモンセンターのお姉さんと合わせると瞬間的に110回復することになります。これによってちょっとやそっとのダメージでは気絶する心配はなくなります。



・モノマネむすめ
eシリーズから度々スタンダートに復刻しているカード。
どのデッキにも隙あらば採用を企てているくらいにはお気に入りのカードですが、セイボリーに代わって採用されることになりました。
理由として大きいのが手札をリフレッシュできるということです。
どうしても「くいだめ」の性質上、今不必要なカードが詰まってしまうとドローする枚数に影響が出てしまいます。
このデッキを使っていて特に思ったのが回収ネット、ツールジャマー、ビックパラソルの三種です。ほかのカードについては複数枚積んでいたり無駄打ちしてもそこまで支障でないのですが、どうしても上記のカードだけはトラッシュに無駄に送ると負けにつながりやすくなります。

そのため、これらのカードを山札に残しつつ、しかるべきタイミングで手札にあるようにしたいのと、LOと分かった時点でお相手としては手札を無駄に切らずにマリィでお茶を濁してくるため、どうしても抱えがち(=モノマネむすめの効果で引ける枚数が多くなる)になります。
これらのことからこのカードを採用しました。

 



・ガラル鉱山
チームメイトの添字からの意見で採用しました。ミルタンクを前にしてVポケモンに圧をかけ、このカードを貼ればいれかえる手段を持たないと「けちらす」でダメージを与えることができます。
こちらのポケモンは回収ネットで回収できるもしくは逃げないため、このスタジアムは刺さりません。

終盤にはボスの指令で適当なポケモンを引っ張ってきて「サイコプロージョン」でベンチポケモンにダメカンをばらまき続ければ、前を縛った状態でゲームを決めにいくことができます。
そういった意味でもこのスタジアムを採用してよかったです。




◎感想
プレイヤーってもしかして時間切れ両者負けをご存じないのではないか?ということを確かめるきっかけとなったイベントでした。
時間切れの際は両者負けになるため、巻いてプレイングをお互いしなきゃと思いつつ、楽しいイベントのため、急かすような声かけは一切しないことにして大会に臨みました。
結果として5戦中2戦が時間切れという結果となりました。時間切れの裁定として、このイベントは話し合いやじゃんけん等で勝敗を決めることになっていました。
まさかサイド差で決着つけようと提案されたときは頭を抱えそうになりましたが。そうかそうか、公式大会の両者負けが減らないのはそういうことかと再認識できました。

だからと言って投了を得るために圧をかけているわけではありませんが、ミュウツーVユニオン含めてLOデッキを公式大会やイベントで使って勝ちに行く際には時間どおりに終えるプレイングも練習しなきゃだなとこちらも勉強になりました。

5戦目の相手とは、ダメカンが190乗ったミュウツーVユニオンでお相手のコオリッポと対峙した際、残り時間が5分を切っていたため、「サイコプロージョン」から入り、コオリッポとベンチの水エネルギーが1枚付いたネオラントVに4つダメカンを置きターンを返しましたが、メロン+トレーニングコートでわざを使われ、山札が尽きたとはいえサイドが4-5で時間切れになったのを考えると、やり方がもう少しあったのかもしれません。
それこそ「ちょうきゅうしゅう」から入り、「サイコプロージョン」×2で圧をかけに行くとか。ここは自分でもいまだに正解を模索している局面です。


ということで久しぶりのイベント参加、久しぶりの真剣勝負、そして3on3でした。
最近よくつるんでいる添字がチーム戦に出たことがないことから参加を決意し、2017宮城大会でday2に進んでたことから白羽の矢を立てたフローズンという男とチームを組んでの参戦でした。
自分のプレイングが、自分の勝敗がそのままチームの勝敗に結び付くという最高にひりついた大会形式をまた公式でも復刻してほしいところです。
ドレノパーティ元気にしているかなあ()


一応大会と銘打って、限りある時間と予算の中でカードをピカピカにし、残高にダメージを負わせる作業を久しぶりに行いましたがやはりいいですね、何かくるものがありました。
個人的には出張を終えてそのまま駿河屋に行って買ったシャクヤには思い出しかないです。黒おでんおいしかったな。


運営してくださった方々、対戦いただいた方々、チームを組んでくれたお二人、練習につきあってもらった蕎麦屋のあんちゃんありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。