ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

ブラクロ(ポケモンカードeオンリーレギュレーション)

ポケモンカードにおいて黒歴史となっているのがハンデスの横行です。

ロケット団の罠やロケット団のおねーさん、にせオーキドの逆襲などが無制限な時代、先攻を取って相手の手札を無くすというじゃんけんゲームとなっていました。
そのために殿堂レギュレーションが策定され、上で挙げたカードも対象となり、問題の解決を図りました。


それが旧裏面でのポケモンカードのお話。
では、これをポケモンカードeの環境で再現できるか
考えてみました。


まず候補に入ってくるのが砂漠のシャーマン。

イメージ 1


おたがいのプレイヤーは、それぞれ、自分の手札をすべて山札にもどし、よく切る。その後、それぞれ、自分の山札からカードを4枚まで引く。
(カードを引くのは自分から)


お互いという縛りがあるものの、相手のハンドを4枚に減らすというものはハンデスカードです。
今の環境でもレッドカードがあり、グッズロックもといガマゲロゲEXデッキにはお供です。
そしてe環境ではドローソースというものがほとんどなく、サポーターカードでも解決を図るのはほぼ不可能。
しかしそれはこちらも同じことで4枚に枚数を変更したからと行って他に干渉するカードはほぼございません。
一応ロケット団のおねーさん(Web)もあるのですが、こちらはサポーター化したため、早くても次ターンでしか使用できず。



そこで本デッキのエースモンスターとなるのが
ブラッキー(e2)とゴルバット(e4)。


イメージ 2 イメージ 3

この力は、このポケモンがバトル場にいて、このポケモンに「悪」エネルギーがついているなら、自分の番ごとに1回使うことができる。相手の手札を見て、その中から、このポケモンについている「悪」エネルギーの数ぶんまでのカードを選び、相手の山札にもどす。その後、その山札をよく切る。その場合、相手プレイヤーは、もどした枚数ぶんのカードを、その山札から引く。このポケモンが「状態異常」なら、この力を使うことはできない。


この力は、自分の番ごとに1回使うことができる。コインを1回投げ、「おもて」なら、相手の手札を見て、その中から「ポケモンのカード」を1枚選び出し、相手の山札にもどす。その後、その山札をよく切る。このポケモンが「特殊状態」なら、この力を使うことはできない。


手順としてはクロバットのポケパワーで相手の手札を確認して、進化カードがあればそれを戻して手札の枚数をさらに減らします。
確認した手札の中でオーキドはかせの研究なりマサキのメンテナンスなりの山札にアクセスするカードがあるのであれば、今度はブラッキーのポケパワーで手札をシャッフルします。
これをしばらく続けて行くと、手札事故を引き起こすことができ、相手の動きを止められるようになります。

ここまでしっかり準備が整えばハンデスは決まったも当然。
対戦スピードが遅い環境だからこそ、中盤以降の流れをこちらに引き寄せることができれば勝ち筋になりうると考えられるのです。



ポケモン
ズバット(e4 002/88)×4
ゴルバット(e4)×4
クロバット(e4 008/088)×3
イーブイ(e2 058/092)×4
エーフィ(e2)×1
ブラッキー(e2)×3
ポリゴン(e2)×2
ポリゴン2(e2)×2

計:23枚


【サポーター】
オーキドはかせの研究×4
モノマネむすめ×1
マサキのメンテナンス×1
地底探検隊×1
ウツギはかせの育て方×3
砂漠のシャーマン×4
町のボランティア×1
森の番人×2

計:17枚


【トレーナー】
デュアルボール×3
ワープポイント×1
ポケモンリバース×2

計:6枚


【スタジアム】
ミステリーゾーン×1

計1枚

【エネルギー】
草エネルギー×7
超エネルギー×2
悪エネルギー×4

計:13枚


【主な動き】
バトル場にイーブイ、ベンチにズバットを配置してスタートします。
初手でイーブイにエネルギーを貼り、「パワーチャージ」を成功させましょう。
成功できれば次のターンにブラッキーもしくはエーフィに進化できればダメージを与えることが出来ます。

序盤では砂漠のシャーマンを用いらずにオーキドはかせの研究やウツギはかせの育て方などのサポーターを使用してキーカードを用意して、ブラッキーと悪エネルギー、そしてクロバットを準備。
これらの準備が整ったら砂漠のシャーマンから順々にハンデスをしかけます。
相手のキーカードをそぎ落とし、進化を抑制してしまえば悪エネルギー効果込みで40以上をコンスタントに与え続けれていきます。




【カード個別説明】
イメージ 4

ズバット(e4 002/088)
HPが高い方を採用しました。
基本的にバトル場に出ないのでなるべく一撃できぜつさせられないように。
ズバットひいてはクロバットの枚数が勝敗を決めると言っても過言ではありません。





イメージ 5

ゴルバット(e4)
「なかまのちから」が地味に強いです。
コイントスに頼らずに固定でダメージを与えられるのは素晴らしい。
状態異常が確定の「どくおんぱ」も地味に強い。




イメージ 6

クロバット(e4)
ハンデス要員その1。
ポケパワーによる進化カード戻しで相手の手を遅らせると共に、次ターンでウツギはかせの育て方を使わせることで貴重なサポーター権を使わせることが出来ます。
このパワーで相手の手札の中身を把握することで今後の展開を予見でき、発売当時には思いつかなかった強力性をしみじみと感じています。

またにげるコストがかからないため、死に出し要員としての役割を果たせるのもcool。
ブラッキーにエネルギーを貼りきった後に育てて「ダブルクロス」を準備するのはいいですが、わたくしが使うと大抵1表の40ダメージで終わるため、なんか残念な気持ちになります。
全ては乗り手次第だ。




イメージ 7

イーブイ(e2)
イーブイはもう1種類eシリーズでは存在しますが主に使われるのはこちらのe2。
「パワーチャージ」はコイン判定ではあるものの、エネルギー加速兼デッキ圧縮の役割があり、事故になる確率を軽減できます。
また対象になるエネルギーは基本エネルギーのみならず特殊エネルギーも可能となっておりますので、悪エネルギーや鋼エネルギー、レインボーエネルギーを指定することも可能です。

主にブラッキーに進化する想定ですが、まれに状況判断からエーフィに進化することもあります。





イメージ 8

ブラッキー(e2)
このデッキのエースモンスター。
ポケパワーの「ダークムーン」により、ついている悪エネルギーの枚数分カードを戻して引き直させます。
クロバットのポケパワーで手札を確認後、複数枚サポーターやキーカードが存在していることを確認したら指定して戻させます。
新たに引き直させたカードで突破口を開かれたら運のなさを恨むとして、大体これで相手の手札をコントロールすることができます。

また、「かげしばり」も30ダメージ+にげられないという効果があり、そこそこ使いやすいです。
悪エネルギー1枚で40ダメージ、悪エネルギー2枚で50ダメージを与えることができ、大抵のたねポケモンをきぜつに持って行くことが可能です。
ハンデスと銘打っていますがうまくいけば進化をロックすることもできます。

問題は「ダークムーン」により無駄にカードを戻してしまい、引かれたカードから活路を見出されてしまうこと。
そのために次に説明するエーフィが存在します。





イメージ 9

・エーフィ(e2)
エナジーリターン」で戻すのはほぼ悪エネルギーです。
これは「ダークムーン」でカードを戻しすぎてしまうのを回避するためと、手負いのブラッキーから悪エネルギーを回収するため。
特に前者が大事で、状況に応じて戻す枚数をコントロールする必要があります。
手札に戻しても「ダークムーン」後に再度貼り直せばいいだけのお話。
難しく考えなくても大丈夫です。

あとはにげるコストがかからない死に出し要員。
そしてごくまれに「エネジーリターン」で殴りにいきます。





イメージ 10 イメージ 11

・ドローソース
オーキドはかせの研究4枚は確定としてその他は手探り状態。
砂漠のシャーマンは相手のハンド干渉のために4枚投入し、モノマネむすめはデッキ切れを回避したりオーキドはかせの研究より引けたりするので採用。
森の番人は悪エネルギーにアクセスしやすいように採用しました。





イメージ 12

・砂漠のシャーマン
相手と自分の手札を戻して4枚まで引き直します。
相手への手札干渉はともかく、こちらが事故になりそうな気がしますが、それは現行で言うところのオクタンよろしくポリゴン2で解決しようとしています。
大体解決しません。


使用感はまずまずといったところです。
ハッサムといった速攻デッキとは戦っていないので正確なデータは取れていませんが、ゲンダイルといった中長期向けのデッキにはいい活躍します。

使っていて思ったのがポリゴン2を他のカードに変更すること。
砂漠のシャーマンのリカバリー要員として採用しましたが、元々サポーターを多く採用していたため枚数を減らすことが出来ず。
ポケモンリバースやトラッシュに落ちた悪エネルギーを回収するエネルギーリチャージの採用を検討すべきだと思います。

加えてこの記事を書いていて分かったのですが、レインボーエネルギーの採用もありですね。
イーブイの「パワーチャージ」で貼付ければ手札から貼る訳ではないのでダメージを負うこと無くレインボーエネルギーの恩恵を受けることが出来ます。
もちろんコイン判定だから信用なりませんが…エネルギーリチャージに頼ること無く悪エネルギーを増やすことが出来ます。

ハンデスに厳しい環境を作っていたはずが、別の環境では面白いハンデスの面を見せるポケモンカード
まだまだ e環境は考察する余地が残されていますね!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。