長きにわたり熱望していた関西旧裏オフで使用した
勝ちにこだわり半年以上温めたキングドラデッキです。
昨今のグドラデッキを継承しつつ
あさりのみそしる式のロジックを混ぜ込んだ
「事故らせれば負けない」を追求した形になりました。
2016年7月9日 関西旧裏オフで使用したデッキの紹介です。
ミニスカグドラ ~旧裏Ver~(新・殿堂ランク(全カード対応Verβ)版)
(※ ★が殿堂ポイントを表しています)
(※ ★が殿堂ポイントを表しています)
【ポケモン】
タッツー(neo1)×4
シードラ(neo1)×3
キングドラ(neo3)×3
ブビィ(neo1)×1 ★★
ナツメのケーシィ(ジム拡張2)×1
ナツメのユンゲラー×1
セレビィ(neo3)×1
コラッタ(R)×1
エイパム(neo1)×1
ヤミカラス(neo1)×2
計:18枚
【トレーナー】
オーキドはかせ×4
マサキ×3
ウツギはかせ×3
クルミ×4
ナツメの眼×3
礼儀作法×1
ポケモン交換おじさん×1
ロケット団参上!×1
ミニスカート×2 ★★★★
リサイクル×3
夜の廃品回収×2
ポケモンセンター×2
ディフェンダー×1
ワープポイント×1
ポケモンいれかえ×1
ナツメのサイキックコントロール×1
エネルギースタジアム×1
計:34枚
【エネルギー】
超×4
悪×3
リサイクルエネルギー×1 ★★
計:8枚
【デッキ作成のいきさつ】
自分が関西オフで勝ちを狙いに行くならば…と考えることから始めました。
その際に速効型のデッキが上位に入っていること、特にプラスパワーを投入していることに注目しました。
冬に白音紅さんと相談した結果、「速効型は速効が決まらないと負ける」という言葉が刺さりまして。
つまり速効型に対して持久型デッキで応戦できれば、勝機が見えてくるのではないかと考えました。
そんな中で相手を邪魔しつつ、こちらが有利になるかもしれないカードがあればいいのに…。
そんなことを考えながらネットサーフィンをしていたら発見しましたのが錯乱ジム。
このカードを自由自在に使えさえすれば相手のトレーナーカードを1/2使用不可にして
こちらが恩恵を受けることができます。
突風がこようともポケモン交換おじさんがこようともオーキドはかせがこようとも使えなければただの紙。
トレーナーカードは使えてこそトレーナーカードなのです。
この錯乱グドラ構築に絶対の自信を持っていたあさりのみそしる氏は関西オフで度肝を抜いてやろうと思い、関東オフでも敢えて存在を出さなかったのです。
初見殺しのこのデッキを持ってすれば優勝は間違いなし…そう思っていたこともありました。
しかし、ここでこの自信は粉々に砕け散るのでした。
私には知人男性という対戦相手がいます。
彼と旧裏を嗜み、そこで試合展開などを確認してデッキ調整を行います。
関西オフまで残り2週間を切る中で、ついにその知人男性に錯乱グドラ軸が連敗するのでした。
錯乱ジムは蓋を開けてみればスタジアムなのです。
だから単純な話、重要なトレーナーカードを使いたければスタジアムカードを場に出せばいいのです。
ただ、普通のプレイヤーならばスタジアムはデッキスペースの都合上、せいぜい1枚が関の山。
しかしこの知人男性はあろうことか2~3枚投入してきたのです。
このやろう!
メタりやがったな!!
かくして彼の使うラ・ド・バデッキに勝てることはほぼなくなりました。
本番2週間前に自信がなくなり、無理な改良を重ねてバランスも崩れていきました。
ここで閃くのです。
錯乱ジムをミニスカートにすれば
わるいポリゴンのスペースが空く。
逃がさないようにロックをかけ、
なおかつベンチ攻撃に定評があるヤミカラスや
ダメカンをばらまきつつ壁役になれるセレビィを
投入できる…。
悪エネルギーを3枚に増やすことで
キングドラにも貼ることができ、
プレッシャーを与えることができる…。
そしてわたくしは
ミニスカートに
自信がある!
急きょ組んだミニスカ型キングドラ、自称ミニスカグドラを持って知人男性とテストし、
完勝することができたため、自信を持って関西オフに殴りこむことができました。
ただし、当日の夜行バスで2パターン構想が浮かんだため、本番まで悩むことになったのはまた別のお話。
【殿堂ランクの割り振り】
初ターンから積極的に使用していきたいためミニスカートはおなじみの2枚。
ただし、先ほども書いたように行きの夜行バスでは2パターンの案が浮かびまして。
それがブピィをパソコン通信に変更するというものです。
本家のセレビィバットでも採用した1枚で、事故を回避するのにもってこいのカードです。
ミニスカートを打つ前に腐るトレーナーカードを捨ててキングドララインや悪エネルギーをアクセスするのに必要かと感じました。
ポケモンカードに限らずカードゲームでのドローソースの必要性というのは、「いかにキーカードにアクセスするか」ということです。
キーカードを手元に確保するために山札からカードを引くわけですが、ドローソースがなくても最短でアクセス出来ればいいのです。
もちろん手札が多ければ多いほど行動できる範囲も広がり余裕も生まれます。
しかしカードゲームは「手札が多い方が勝ち」というルールはないのです。
相手は手札のトレーナーカードがなくなり、次引くカードに懸けるしかありませんが、こちらは万全の準備ができてさえいれば焦りはなくなるのです。
その点で焦らせれば正直勝ちが見えてくるとわたくしは思っているのです。
【カード個別説明】
・キングドラ(ライン)
・キングドラ(ライン)
4-3-3のわりかし最近ではおなじみの配分です。
進化カードが3枚だとオーキドはかせでトラッシュに送っても夜の廃品回収で回収しなくても1ラインくらいは進化できるため立てやすいです。
ただし、序盤3ターンで立つことはほぼまれなので、急いで用意しなくてもいいかなって考えています。
・ブビィ
今回のオフ会ではだだちよさんのドードリオ(にげるサポート)を封じたくらいだったので使用感は特にわからず。
刺さる相手には刺さるのでベイビィ枠を割いても悪くはないと踏んでいます。
・セレビィ
言うならばだだちよさん相手にセレビィが手札にいるのに礼儀作法を使おうとする痛恨のミスをするくらいだったので、必要性は感じられませんでした。
ダメカンをばらまく壁要因として「ときわたり」でサイドカードを献上させないプレイングは強いです。
・ナツメのユンゲラー(ライン)
とくにせつなさんの鋼ラッキーを相手にまともに殴りあっても正気がないと踏んだため、ダメカンを乗せるかつMAX鋼エネルギーがついていれば1発耐えられるHPを持つこのカードに白羽の矢を立てました。
ナツメのケーシィはにげるコストがかからないのと、軽くダメージを与えに行く役や次の番きぜつが確定していてもエネルギーを手札に回収できるというメリットを買っています。
序盤のアタッカーです。
最近の傾向として、超タイプのデッキが比較的多いことやずつうコダックなどの殴りにいかないけれどもわざを使用するデッキを使用してくるのが多いため、バトル場から逃がさないために「くろいまなざし」を持つヤミカラスが刺さります。
序盤からぶん回して悪エネルギーを引いてミニスカートをして「くろいまなざし」すれば、エネルギーリムーブでも引かれない限りは次のターンから好きなところに「だましうち」ができます。
今回は確実に序盤から用意したいため2枚投入しました。
・ミニスカート
セレビィバットデッキにて手ごたえを感じてから愛用しているカードです。
相手の焦る顔が見れるとともに、トップドローがオーキドはかせなどのドローソースでない限りは主導権を握ることができます。
こちらが事故りそうになっている場合はトラッシュに置く勇気も必要です。
最悪デッキ切れが見えてきたら紙束になっているオーキドはかせなどを山札に戻して山札の枚数を回復させたりすることもできたりします。
HPが10でも残っていればポケモンセンターで全回復が可能になるのです。
きぜつしなければいいのです。
・リサイクルエネルギー
エネルギーを必要枚数に絞っているため、確実に手元に返るエネルギーは必須です。
テストプレイでは事故ることもなく、相手を事故らせることができるのと持久戦になった時に有利に戦えるバランスを研究して組んだデッキなので、ちょっとの速効では揺るがない構築になったのではないかと自負しております。
このデッキを引き下げ、大雨降る大阪に降り立ったあさりのみそしる氏。
はたして関西の猛者を相手にどこまで登ることができたのか…。
結果はこうご期待!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。