ジト目のレアコイルちゃん!

レアコイルの磁力線を利用して、パソコンのデータを破壊する事件が多発しているという。

姉ドラ(ポケモンカードeオンリーレギュレーション)

どうもこんにちは。
今回はポケモンカード20周年においてeシリーズで対戦できるように作成したバナキュウではないもう一つのデッキをご紹介します。


バナキュウの作成完了後に思ったこととして、トップメタであるゲンダイルやハッサムとは違うロジックを構築できないかということです。

ゲンダイルやハッサムの強大さは周知のとおりです。
あとはサポーターやたねポケモン進化ポケモンの配分で個々のプレイヤーの色を出していく、経営学におけるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントでいえば「金のなる木」に位置付けられる存在です。

そういう強力なデッキに対するメタデッキとともに、新規観点から育てていく「問題児」を育てていかねばならない。
展開スピードが遅いeシリーズオンリーレギュレーションにて、探求されていない部分はどこにあるか?
まさかポケモンカードをつらつら書き連ねていくブログなのに経営学の知識がでてくるなんて博学だなあ自画自賛)と思いながらとあるショップのストレージを見ていたら見つけました、これを




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旧裏では無水として関西オフの上位入賞デッキに積まれているキングドラ
無色1エネで使えるりゅうのいでんし(だくりゅう)のコストパフォーマンスのよさ、HP90という耐久の高さから人気です。
その点でいえばこのキングドラはneo3よりもneo1寄りのスペックです。
2進化で4エネで50ダメージ+コイン次第でリムーブ効果。
キングドラというよりかニョロボン(第一弾)に近いです。


ただし、ポケパワーの「ウォーターサイクロン」をキングドラ2体立てて使い回せば面白いことができそうです。
例えばダメージを負って次ターンにきぜつするキングドラに対して「ウォーターサイクロン」でベンチのキングドラにエネルギーを移して、その間に旧裏のポケモンセンター(第一弾)のようなカードで回復させます。
その後、どうにかしてベンチのキングドラと入れ替えることで半永久的にキングドラで戦うことができます。


そんな便利なカードがあればとっくに使われていますよHAHAHA
カードファイルをめくっていますと…。


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ポケモンナースを発見しました。
そうです、ポケモンセンターポケモン1体に対象を縮小してサポーターとなって帰ってきてくれました。

このポケモンナースとキングドラを使えばゾンビのように元気百倍に蘇り、毎ターンリムーブ機能を搭載しているため、相手はエネルギー枯渇問題に直面して手も足も出せることなく試合を運べるのではないか…。
そして現在勉強中の封印マグマから学んだ「空いたスペースにエネルギーリムーブ」を信条にエネルギーリムーブを搭載してエネルギーをガンガントラッシュ送りにして何もできないまま撃沈させることができるのではないか……。


あれ?これはまさか何かが降りてきたのではないだろうか…??


その後は秋葉原や駿●屋でキングドララインを買い揃え、バナキュウ相手に試行錯誤を重ねるうちに割と勝率のいいデッキとなりました。

デッキ名を考えた時に、旧裏では無水と呼ばれているキングドラ
ここは素直にキングドラの「ドラ」を加えてあげたい。
「無水」を「むすい」と呼ぶのか「むみず」と呼ぶのか悩む被害者をこれ以上増やすのは忍びない。
「むすい」を「ぶすい」と勘違いして、ああ、りゅうのいでんしでエネ1つだけで淡々と戦うさまは面白みがないと自虐していたのかと納得する被害者をこれ以上増やしたくないのです。


ここはひとつ、有名なきっからニュアンスをいたたくことにいたしましょう。

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いちご100%の作者が書いていたマンガです。
主人公の家にお姉さんがやってきて…と少年の心をわしづかみにするドタバタラブコメディ。
マガジン派だった私がたまたま読んだジャンプにこの漫画が掲載されており、これは絶対に面白い!とコミックスを買い始めたら3巻で打ち切られるという悲しい結末に。
好きだったのに…。

ちなみにこの記事を書くのに久しぶりにコミックスを取りだしたら「あねどき」ではなくて「あねどきっ」だったのですね。
以前「とめはねっ」を「とめはね」で検索して驚いたことをそっくり思い出しました。


おいおい、ナースならばナスドラが筋じゃないのかい?と疑問が生じると思います。
確かにその通りです。
しかし、私という人間は現行レギュレーションも多少齧っている人間で、ポケモンナースよりもポケモンセンターのお姉さんのほうが印象深いのです。
それにほら、ナスドラだとパズドラに聞き間違えちゃう人も中には出てきちゃうと思いますし。(苦しい言い訳)

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比較してみるとポケモンナースよりも若い印象を受けますね。
ポケモンセンターのお姉さん(新米)<ポケモンナース(ベテラン)といったところでしょうか。

お姉さんという響きは近所に住んでいる少しばかり年上のお姉さんが頭に浮かび、
ナースと聞くと30代後半~の人物像が頭を過るのですがこれはどこで刷り込まれたものでしょうか?


姉ドラ


ポケモン
タッツー(e3 33/87)×2
タッツー(e3 34/87)×2
シードラ(e3)×3
ポリゴン(e2)×2
ポリゴン2(e2)×2
オタチ(e3)×2
オオタチ(e3)×2

計:18枚


【サポーター】
オーキドはかせの研究×1
モノマネむすめ×3
マサキのメンテナンス×1
地底探検隊×3
ウツギはかせの育て方×2
町のボランティア×1
ポケモンナース×3
ぼんぐり職人×2

計:17枚


【トレーナー】
デュアルボール×3
スピードボール×3
ワープポイント×1
ポケモンいれかえ×1
エネルギーリムーブ×2

計:10枚

【エネルギー】
水エネルギー×12
ワープエネルギー×3

計:15枚


【主な動き】

アタッカーはもちろんキングドラ
こちらをMAX3体立てて殴り勝つデッキです。
シードラが1進化ポケモンとして強力なスペックを所持しており、シードラで殴りながらベンチでポリゴン2オオタチを並べます。


そして、実験的な試みとしてポリゴン2とぼんぐり職人を積んでみました。
上記の2枚に加えてオオタチ、こちらはいわゆるぼんぐり型と(私が)呼んでいるものです。

新規でデッキを構築するに当たって何かドローソースでも新しい試みがないかと探してみました。
前回の関東オフではミステリーゾーン遺跡ハンターの強大さを知った身として、他にも何かあるはずだと思いまして。
そこで発見したのがぼんぐり職人。
このロジックはここで発見したものです。ええ、パクリです。

ハッサムの鋼エネルギーを引くのにオオタチを、1進化を3種類並べるためにぼんぐり職人デュアルボールOrスピードボールから展開していくデッキでした。
オオタチのポケパワーは手札を2枚戻すことでエネルギーカードを山札からサーチできる効果を持ちます。
鋼エネルギーをサーチするとともに手札がなくなるのをポリゴン2でカバーするというロジック。

キングドラデッキではワープエネルギーを搭載しています。
このワープエネルギーを効率よくサーチして貼ることで、キングドラをぐるぐると回すことが可能になるのです。
ワープエネルギーはスイカさんのデッキを見て思いつきました。ええ、パクリです。(2回目)


ほ、ほら。様々な有名ロジックをガッチャンコして新しい姿になることもありますし。
これによって新しい扉が開くというか、活性化するというか。(アセアセ)



【カード個別説明】
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タッツー(e3)

2種類を2枚ずつ採用しました。
当初はHP50のを4枚投入する予定でしたが数を所持していなかったため1ターンでわざを使用するためにHP40のも同数採用しました。
HP50で耐久を取るか1ターン目から10ダメージ+マヒを狙うかは個人の趣向によって変わると思います。

上記の問題を例えるのに旧裏のゼニガメ(第一弾、R)を比較して考えてみました。
まだ旧裏が販売されていた当時、パック以外のカードが一般に普及していなかった頃なのでゼニガメはこの2択であり、その際にはHP40の10ダメージが主に採用されていました。
確かに速攻デッキが多かったのと、殿堂ランクがなかったことが理由として挙がります。

しかし、旧裏オフのレシピを見るとワンキルに対応した構築が多く見られるため、少しでもHPが多いほうが採用される傾向にあるみたいです。
(こちらについてはスイカさんが取り上げられていました)

まあ、今であればイントロパックゼニガメ拡張シートゼニガメを使えば問題が解決してしまうので例としては成立しませんね。笑


使用感はどっこいどっこいです。
ただし、ワンキルをそこまで怖がらなくてもいい環境のため、早めにダメージを与えていきたい場合にはHP40の方を採用してもいいのかもしれません。


HP50の方は、旧裏と混合レギュレーションの場合、プテラ(neo3)と合わせると面白いのかなとふと思いました。
キングドラ(e3)がバトル場で手負い→「ウォーターサイクロン」で別のポケモンにエネルギーを移す(この時基本エネルギー1枚残す)→手札からバウンズエネルギーを貼る(水エネルギー手札へ)→プテラの特殊能力にてタッツーのわざが使用可能→「ぎゃくふんしゃ」

ここまで書いておいてアレですが、ワープエネルギーでいいじゃんってなるのです。
eオンリーレギュレーションではおもいでのみ(e3)を使えば進化していても条件さえ満たせば「ぎゃくふんしゃ」を使用することが可能です。
そこまでして使いたいかといえばそうでもないです




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シードラ(e3)

1進化ポケモンとしてとっても優秀なスペックを持っています。
まず1エネで使用できる「スプラッシュ」は20ダメージとまずまずで、旧裏のナツメのケーシィ(ジム拡張2 闇からの挑戦)みたいな感じでとりあえず出して20ダメージを与えるといった使い方ができます。

もう一つのわざ「ウォーターブリッド」も3エネルギーで30ダメージ+水エネルギーの貼ってある枚数コインを投げて表の数10ダメージを追加するというもの。
水エネルギーが3枚ついていればコイントス次第では最大60ダメージを与えることができます。
運が良ければキングドラよりも優秀なアタッカーになりかねない存在です。
HP50たねポケモンががほとんどのeシリーズでは、一撃で落とされかねないからあまり相手にしたくありません。




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キングドラ(e3)

このデッキのアタッカーにしてエース。
4エネ50ダメージはそこそこな威力なものの、コイン次第でリムーブ機能がありHPも120とリザードン(e1)くらいでしか一撃で倒されることはありません。

ポケパワーであるウォーターサイクロンを駆使して、ベンチにいるキングドラへエネルギーを移動させ、ポケモン入れ替え等でベンチに戻ってポケモンナースを使えば全回復。
まさにe環境のメガバナみたいな動きができるのです。
本家メガバナにあやかってドラドラと呼んでみたのですが、どうしても馬車に積まれて売られていくキングドラの姿が想像できてしまいやめました。

708さんと対戦した時に気がついたのですが、バトル場からエネルギーを移すということは手札から貼るわけではないのでスイクン(e2)フリーザー(e5)とも相性が良かったのですね。
気づくのが遅かった。。。


使用感としましては殴り合いになっても打ち負けることがそこまでなく、たねポケモンも一撃できぜつに持ち込めるスペックを持っているため、見かけ以上に使いやすいカードだと思いました。
「ウォーターサイクロン」の生かし方もまだまだ他にあると思いますので、新しい面をさらに見つけられる非常に研究のしがいがあるカードです。




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オオタチ(e3)

オオタチといえばハッサムの相方として採用されますが、このデッキのキーカードの1つであるワープエネルギーをサーチするカード。
もしくは手札に水エネルギーが無い場合に確実に水エネルギーへアクセスしたり、山札切れの恐れが生じた場合には2対1で交換して山札切れを延命するのに一役買ってくれる存在です。

どうしても手札の消費が激しくなるため、後述するポリゴン2の存在がまた大きいです。




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ポリゴン2(e2)

ポケパワーの「バックアップ」はXY環境オクタンの「アビスハンド」のプチ版。
手札が3枚になるように山札をドローすることが出来ます。
オオタチで手札が少なくなれば「バックアップ」でドローして、安定して3枚手札を確保することが出来ます。
また、先に予言者を使うことで速やかに欲しいカードを手札に加えることが出来ます。

ポリゴン2オオタチを2体ずつ並べることで手札事故が少なくなったような気がします。




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ポケモンナース(e1)

このデッキのエースであるキングドラ様のHPを全快させ、馬車馬かのごとく働かせる女帝です。

バトル場で傷ついたキングドラに対して「ウォーターサイクロン」し、ポケモンナースを使用→ワープエネルギーやポケモンいれかえで新鮮なキングドラがバトル場に出します。
こうしてぐるぐると回していくため、殴り負けないようにここは4枚フルで採用すべきでした。




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・ぼんぐり職人(e5)

早い段階ではデュアルボールを、ある程度ターンが進行していたらスピードボールをサーチしてくるカードです。
デッキ圧縮はもちろんのこと、コイントス次第ではポケモン大好きクラブを採用するよりも早く展開できる可能性を秘めたカードだと思います。


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対戦後に話した結果、ハッサムのように1進化デッキであればスピードボールを採用する価値があるということで、ハッサムの姿が浮かぶのでした。

そういえばぼんぐり職人、ツクシのいる町にいましたしね(遠い目)




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預言者(e4)

ポリゴン2いるならば予言者で欲しいカード持ってきちゃえ☆脳筋スタイルでピン指ししました。
オオタチ等いるので大体ポケモン入れ替えや町のボランティアに化けました。




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・エネルギーリムーブ(e1)

封印マグマからリムーブブームが到来したみたいで「空いたスペースにエネルギーリムーブ」とこれまた脳筋スタイル。今で言うところのクラッシュハンマー。
空いたスペースが2枚だったためこのような積み方になっていますが、本来はここも4枚でした。
失敗しちゃった。

コイントスなのであまり過信してはなりません。
表が出たらラッキー、そう思うだけでラッキーなのです。




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・ワープエネルギー(e3)

キングドラを逃がすために必要なエネルギーカードです。
ポケモンいれかえと採用バランスが迷いますが、オオタチでサーチできる利点から3枚にしてみました。



【使用感】
ゲンダイルと対戦した結果、滑り出しこそ順調なものの、2体並んだゲンガーとオーダイルに対してシードラがサイド堕ちして2体しか用意できず殴り負けてしまいました。
結果として5-6で負け。

対戦後にこの環境では2進化であれば4--4-3で積んだ方がいいことやスイクンorフリーザーをサブアタッカー(兼壁)として積んだ方がいいこと、ぼんぐり型は1進化で行った方がいいことをアドバイスいただきました。
加えて、キングドラの相方としてカイリュー(e1)もしくはデンリュウ(e1)も候補に入ってくることを知ることが出来、いい機会を得ることが出来たと思います。

中盤以降の中だるみ感を解消して行くこと、いかにキングドラをバトル場から解放していくか、これがこのデッキのテーマになります。
また、バトルサーチャーがない環境でどうやってポケモンナースを使えるか、ここもキーになってきます。


いくら相手が事故っていたとはいえ、環境トップであったゲンダイルを後一歩まで追いつめることが出来た結果を見ると、構築次第ではチャンスがあると思います。
ハッサムはリムーブに弱い点、昨年の関東オフを見る限りでは炎が流行っているため、水デッキが有利に働くことetc。


旧裏の無水とは異なるガッチガチの水デッキ。
新しいドラの形が見えた気がしましたとさ。

ちなみにこのデッキを組むのにオタチやキングドラの数が合わず、コレクションファイルから泣く泣く出しました。
ファイルに戻すためにキングドラ等を1枚ずつ購入したのですがオタチが90円でして。
足下見やがって…と歯を食いしばって購入して数日。
チェルモで普通に発見するでありますよ!
悔しいのであるだけオタチを買い占めてやりました。

そんな楽しいエピソードもある姉ドラを今後も形にしていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。